春秋左氏伝 中 (岩波文庫 青 216-2)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003321621

感想・レビュー・書評

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  • 春秋左氏伝』上・中・下巻の中巻。成公元年から襄公三十一年までを収録。襄公三十一年 項H(p.396)の子産の言葉にはグッときた。これは必読です。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003321626
    ── 小倉 芳彦・訳《春秋左氏伝(中)19890216 岩波文庫》19890714
     
    ……「崔●(=木+予)、其ノ君ヲ弑ス」と直書した史官を●は殺した。
    弟が同じ事を記録するとまたも殺したが四人目が立つや遂に諦めた。
     このように記録に生命をかけた男の逸話をはじめ子産など弁論ひとつ
    で外交の難局にあたった男たちの記録がここには豊富に残されている。
    ── 小倉 芳彦・訳《春秋左氏伝(中)19890216 岩波文庫》P297
     
    (20100227)(20160127)
     

  • 昭公と襄公の巻である。とにかく、襄公が長い。記述の密度が上がってきていることを感じる。内容は晉・楚の攻防や大国の内紛、小国の奉仕、宋の盟による戦争停止などが主なものとなる。「病、膏肓に入る」の出典や、呉の季札や鄭の子産の活躍も読み応えがある。斉の崔杼が君を殺した事件で文字通り記録した史官を三人も殺し、4人目が同様に書いた所であきらめたという話は、古来、歴史に生命を懸けた男達の話として、あまりに有名である。ただし、左伝によれば、斉公も淫乱だったので、殺されない理由がなかったわけではない。

  • 趙武、子産、他、名臣が綺羅星のごとく登場する。読んでいて、楽しかった。

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