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- Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003321621
感想・レビュー・書評
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春秋左氏伝』上・中・下巻の中巻。成公元年から襄公三十一年までを収録。襄公三十一年 項H(p.396)の子産の言葉にはグッときた。これは必読です。
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昭公と襄公の巻である。とにかく、襄公が長い。記述の密度が上がってきていることを感じる。内容は晉・楚の攻防や大国の内紛、小国の奉仕、宋の盟による戦争停止などが主なものとなる。「病、膏肓に入る」の出典や、呉の季札や鄭の子産の活躍も読み応えがある。斉の崔杼が君を殺した事件で文字通り記録した史官を三人も殺し、4人目が同様に書いた所であきらめたという話は、古来、歴史に生命を懸けた男達の話として、あまりに有名である。ただし、左伝によれば、斉公も淫乱だったので、殺されない理由がなかったわけではない。
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趙武、子産、他、名臣が綺羅星のごとく登場する。読んでいて、楽しかった。
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