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- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004120018
作品紹介・あらすじ
今日、私たちは学問・信仰の自由など思想の自由を当然のことと考えている。だが、この市民的権利は長い歴史の中でごく最近になって獲得されたものであり、そのために数多くの血が流されてきている。本書は、近代民主主義社会を支える思想の自由がどのようにして闘いとられてきたかを、各時代の具体的な事例に即して明らかにした名著。
感想・レビュー・書評
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原題:A history of the freedom of thought, 1913
著者:John Bagnell Bury
翻訳:森島恒雄
【簡易目次】
1 思想の自由とその反動勢力――序論として
2 自由な理性――ギリシャとローマ
3 幽囚の理性――中世時代
4 解放の曙光――ルネサンスと宗教改革
5 宗教的寛容
6 合理主義の成長―― 一七・一八世紀
7 合理主義の発展―― 一九世紀
8 思想の自由の正当化詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは大変勉強になった。見事な教科書本となっている。自由とは詮ずるところ、学ぶ自由と信じる自由に尽きる。この権利を獲得するまでにどれほどの血を流してきたことか。本書では西洋史の変遷を辿りながらダイナミックに論じられている。
http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20101107/p5
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