- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004120124
感想・レビュー・書評
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著者は、近代以降の思想史に登場したヒューマニズムを、三つに分けています。一つは、ルネサンス期の人文主義的なヒューマニズム、もう一つは、近代の個人主義的ヒューマニズム、そして著者がみずからの立場とするのが、現代における第三のヒューマニズムです。第三のヒューマニズムは、マルクス主義や実存思想の成果を踏まえたうえで、現代社会で抑圧と疎外に苦しんでいる労働者の解放をめざすものとされています。
現代のヒューマニズムの理想を示したにとどまっていて、あまり具体的な中身が見えてこないように感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ぼくらの頭脳の鍛え方』
書斎の本棚から百冊(佐藤優選)24
宗教・哲学についての知識で、人間の本質を探究する
ヒューマニズムと啓蒙主義が表裏一体の関係にあることがよくわかる。 -
[ 内容 ]
ヒューマニズムは、すでに光を失った過去の思想にすぎないのだろうか。
破綻したのは個人主義的ヒューマニズムにすぎず、人間疎外が極点に達している現代こそ、人間性回復の転機をふくむものであると著者は主張する。
ヒューマニズム思想を歴史的にたどりつつ、現代社会におけるヒューマニズムの意義とあるべき姿を説く。
[ 目次 ]
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