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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004131045
感想・レビュー・書評
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江戸時代についてオサライしたい、そう考えてこの本を手にとったのなら悪いこと言わない、元に戻した方が好い。恐らくすぐに挫折する。
この本は世間一般に理解される「古き良き江戸時代」の虚像を斬り捨てるのが狙いであり、「誰にでもわかる江戸時代!」みたいな体系的で簡明な内容ではない。「こう言われているけど、そんなことはない、実はこうでこうで…」という内容の寄せ蒐め、といえばわかると思う。あくまでも「古き良き江戸時代」について知識をもっていることが前提。歴史用語ふくめて江戸時代については大体わかっているがもっと深く知りたいとか、明治維新が起こるまでの伏線を江戸時代から拾い蒐めたいとか、そういう意図で読むべき。
内容自体は面白いのでめげずに読める人には良い本。上述の理由から初学者には薦めない。
それと、無駄に接続詞(とりわけシカシ)が多すぎて文の前後関係がわからなくなるのが珠に瑕。何度読み返しても日本語的に理解できないところがいくつかあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
覇権への道
大名と牢人
儒学と武士道
村と町の生活
元禄時代
米将軍とその時代
田沼時代
寛政の改革と江戸文化
天保の改革とその前後
著者:北島正元(1912-1983、柏崎市、日本史学者)
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