小判・生糸・和鉄: 続江戸時代技術史 (岩波新書 青版 863)

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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004160649

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    [感想]
    前巻に引き続き、江戸時代の技術史に関する内容となっているが、この巻では江戸時代か明治時代にかけての技術史となっており、江戸時代の技術がどのように明治維新に取り込まれたのが解説されている。
    成功したと言われる明治維新だが、その成功には多くの苦労があったということを感じる内容となっていた。
    特に日本の養蚕技術に関しては基本的な流れから解説され、江戸時代の中でどのように養蚕が生まれ、技術が発展し、明治初期においてどのような役割だったのかが書かれており、明治維新における生糸が重要な輸出品目であり、そこには既存の技術に西洋の技術をうまく取り込んでいたということを理解できた。

  • 貨幣の鋳造,絹織物業,製鉄はいずれも近代日本の基幹産業である.機械技術の専門家である著者は,この三つの近代工業の前身――すなわち,小判や銭の圧造・鋳造や金銀の定量分析技術,蚕と繭と生糸に関する技術,和鉄によるなべ釜・打刃物から大砲製造に至る技術等々を紹介し,江戸時代の発達した産業社会を生き生きと描き出す。

  • [ 内容 ]
    貨幣の鋳造、絹織物業、製鉄はいずれも近代日本の基幹産業である。
    機械技術の専門家である著者は、この三つの近代工業の前身――すなわち、小判や銭の圧造・鋳造や金銀の定量分析技術、蚕と繭と生糸に関する技術、和鉄によるなべ釜・打刃物から大砲製造に至る技術等々を紹介し、江戸時代の発達した産業社会を生き生きと描き出す。

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