本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004200772
感想・レビュー・書評
-
ふむ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
だいぶ年代は古いけれど、今読んでも現代で問題となっていることが色あせていない印象。
住宅の「狭さ」によるこどもの発育への問題、家賃が高いことで、定収入の家族は入居を拒否されるという住む場所がない、という問題、とはいえ、公的住宅が圧倒的に不足しているわけではなく、むしろその立地条件によって住めなくなっているという立地の問題、また、住居が創りだすコミュニティの重要性も指摘していて、幅広い事例をとっているけれど、それだけに読みやすい一冊。 -
読み物としては面白味に欠ける。住宅のデータとしては、広く浅く、多くの統計があるので参考になるとは思う。
-
『居住福祉』を後に著すことになる早川和男氏の著書。
1970年代に「健康問題」「子どもの成長への悪影響」「高齢者・障害者・生活保護世帯の劣悪な住宅環境」「長距離通勤の問題」「高すぎる住居費」といった諸問題を体系的にまとめている。これらの問題は実は現在に至るまでまともに解決した兆しがない。そういう意味で、著者が提起する住宅政策を福祉政策の基礎として位置づけるべきというのは説得力がある。
全6件中 1 - 6件を表示