- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004202400
作品紹介・あらすじ
家やマンション、ビルや超高層建築は、地震のとき、どうなるのだろうか。地震工学の第一人者である著者は、地震のメカニズムとその性質を明らかにした上で、それが人間の利用する建築物にどんな被害をもたらすのか、また地盤によってこうむる被害がどう変るのかを具体的に考える。さらに建物を震害から守るための考え方と手法も紹介する。
感想・レビュー・書評
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30年近く前に読んで、わかりやすさに感動した本。久しぶりに読んで、やや内容が古くなっているが、やっぱりいい本でした。
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わかりやすくて、面白い。
よい本だと思います。 -
わかりやすく耐震工学について解説してある。
しかし建物の固有周期がまるで変わらないかのように解説されているのが誤解を与えそう。
応答周期について解説して欲しかった。 -
地震全般に関し専門的なことをかなりわかりやすく書かれている。現在の建築基準法で、地震時時の荷重がこれまでどのように決められてきたかがわかる。振動特性係数、地震時の地域係数などの法律で定められた数値の根拠を知ることは大事だと思う。また、1967年に日本で初めて建てられた超高層建築(147m)である霞ヶ関ビルは、日本の高層建築の大きなきっかけとなった。本書ではそれを可能にした技術的なバックグラウンドとして、強震計記録の集約により柔構造に対する地震動入力がわかってきたこと、また、高速コンピューターの出現、さらに、建築学者 武藤清の功績を挙げている。理解が深まった項目として、応答スペクトル、フーリエ解析、原子力発電所の設計時の地震動の設定方法について。
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400420240x 200p 1995・4・3 9刷
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地震と建築の関係について、分かりやすく解説をしてくれている。
そうだったのか、地震!と気づくこといっぱい。 -
大崎順彦 大先生の著作。地震について非常にわかりやすく書いて下さっています。大学3年の時、この本をきっかけに構造に進もうと決めた1冊です。実際進んだら難しくて泣きそうになりましたが(笑)それだけわかりやすく書かれているということです。
地震が多い昨今、この本で1つ勉強してみてはいかがでしょう?