- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004202844
感想・レビュー・書評
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ほんとうに頭がいいとはどういう事なのかを論じた本
目次
<blockquote>1.日常生活の中で人はいかに有能か
2.日常生活の中で学ぶことの限界
3.学校は一般的知的能力を伸ばすか
4.学校は基礎技能を身につけさせるか
5.理解を学ぶ場としての学校
6.自己学習能力を育てる
7.学校秀才が学ぶもの
8.成績評価と競争がもたらすもの
9.納得を求める授業
10.学校を超えた学校</blockquote>
昔の本だから、バーコードがなくて困ったw
それはそうと、非常に中身は興味深い内容で、こんな本があったんだ、すごい!と昔の人の考え方に尊敬の念を抱かざるをえない。
学ぶということはどういう事なのか、学校とは何なのか、そして、成績がもたらした秀才という存在について、段階をおって論じている。
ページを捲るたびに階段をどんどん降りるようにロジックが深まっていくのは、さすが学者先生の書く文だなぁと思う。
結局、いろいろ言われているけれど、日常生活では限界があり、それゆえに学校があるが、概念と形式主義の為におかしなことになっている。
それを超えた学ぶ事の為に彼らは自己探索型を提案するという流れ。
本当に非常に面白い本だった。淡白な文章なのに内容で面白いと思う本はそうそうない。新書でもこれは読んだほうがいいのではないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
学校秀才はほんとうに優秀なのだろうか。
学校で身につけた力は、職場や家庭など日常生活の中で獲得される能力とどのようにかかわり合っているのか。
発達心理学の立場から、真の知的有能さとは何か、それは学校だけで育てられるものかどうかを実証的に検討し、開かれた知性の持主に子どもを育てるために学校はどうあるべきかを説く。
[ 目次 ]
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