核の冬 (岩波新書 黄版 314)

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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004203148

作品紹介・あらすじ

原タイトル: Fire and ice:nuclear winter;巻末: 文献および関連書

感想・レビュー・書評

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  • 1985年刊行。

     米ソ冷戦時代には高い現実味を帯びていた核戦争。大陸間弾道弾による核戦争は、今のところは現実味を減弱させてはいるが、未だ戦略核が廃絶されたわけではないので、同様の問題意識はもっておくべきである。

     本書は、検証が難しい核の冬の問題を解説していく。
     結論は理解できるところだし、本書の警告する危険性は十分理解できるところだが、どの程度の核爆弾を利用したら本書にあるような悪いシナリオが生じるかが今ひとつ判然としなかった。この点が残念。

     なお、再度強調するが、大陸間弾道弾の危険は減弱していない。「シラクのフランス」34頁以下参照。

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