先端技術のゆくえ (岩波新書)

著者 : 坂本賢三

• 岩波書店 (1987年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

いま先端技術が次々と職場や家庭に入り込み、確実に社会は変化しつつある。著者は、技術と社会の歴史を振り返りながら現代技術の特質を見究め、宗教も国家も経済もすべてが技術に奉仕する時代の到来を予測し、それを「高度技術時代」と呼ぶ。読者は本書から、先端技術のゆくえと近未来社会について鮮烈なイメージを獲得するであろう。

感想・レビュー・書評

[キじばと。。さんの感想 · 2014年10月6日]

科学と技術が一体化するだけでなく、国家や経済、社会などの諸領域がすべて技術の進展との密接なつながりの中で考えられるようになる時代が到来することを論じた本です。

1987年に刊行された本ですが、先端技術の内容を紹介することよりも、技術と社会のつながりを歴史的に振り返っていることに重点が置かれているので、現在でも十分読むに耐える内容ではないかと思います。