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- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004300878
作品紹介・あらすじ
報道写真家としての第一歩を「水俣」で印した著者は、フリーランスとしてベトナム、韓国の取材を軸に、激動する現代史と向きあってきた。その軌跡を振り返りつつ、同世代の報道写真家たち、現場の緊張感、人びととの出会い、数々の失敗や苦悩を率直に語る。収録した数多くの写真は現代がどういう時代かを私たちに鋭く問いかける。
感想・レビュー・書評
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今ではインターネットの動画サイトで、世界中の事件や事故を観ること
が出来る。東日本大震災を持ち出すまでもなく、繰り返し流される映像
は強烈なインパクトを持っている。
それでも、やはり写真が好きだ。動画は一連の流れを見せてくれるが、
写真はそのなかの一瞬を切り抜いて訴えかけてくる。
本書は報道写真家である著者が、報道写真を志したきっかけから
最初の取材となった水俣、韓国、インドシナでの思い出とそこで
出会った人々を描く。
発行が1989年なので少々古いが、当時は一眼レフが広く普及して
いたのか。オートフォーカスで、誰もが簡単にカメラを扱える時代
になったよね。
そして、今はデジタル・カメラだ。携帯端末にもカメラ機能があるから、
事件・事故に遭遇すれば誰もが簡単に撮影することが出来る。
それでもやはりプロの写真家が捉える「決定的瞬間」には一味
違うものがある。
どんなに動画が便利だろうと、私はこの先も写真を愛して行くのだろう
な。あ…写真集が溜まる。汗。
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