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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004301127
作品紹介・あらすじ
リクルート報道、天皇報道、誤報・虚報事件…。新聞に対する読者の期待は大きく、それだけに批判もまた厳しい。技術革新が急速に進み、メディアが多様化するなかで、新聞が本来の機能を発揮する道はどこに求められるか。編集・広告・販売など全角度から今日の新聞界の変貌をとらえ、欧米の動きも紹介しながら、その活路を具体的に考える。
感想・レビュー・書評
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90年の本なんですが、朝日新聞襲撃事件、長崎市長銃撃事件はなぜおきたか、というのを思想面に見ていないところがいま逆に新鮮ですね。天皇崩御の加熱しすぎた報道が皇室への批判を許さない空気を作り上げ、それがああした事件に至っているという見解。そういえば、この少しあとには週刊誌が美智子妃を批判する体の記事をつくり問題となったことがあるけれど、こうした事態も昭和とは随分違うんじゃないかなと想像しますね。その時間の空気というものがあり、それに触れているというのは大きいね。いまの見方と違うもんね。
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一昔前、つまり我々が生まれた頃の、技術革新によるメディアの多様化や新聞について多角度から見て、それらの活路を見出そうとしている。新聞記者モドキとしては、なかなか興味深い内容だった。
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