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- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004302636
作品紹介・あらすじ
過労死、残業、単身赴任のなか、まだまだ猛進する日本人。だがいま、長期休暇や年俸制等の導入、共働きの急増や男女関係の変化、夫・父親像の見直し、ボランティアへの参加等、既成の価値観を問い直す動きが生じている。20年余、企業戦士の企業・家庭での現状を取材してきた「日本経済新聞」の記者が、豊富なデータと共に送る最新報告。
感想・レビュー・書評
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「男は仕事、女は家庭」という社会の常識が崩れ、「会社人間」から脱却しはじめた男性たちの動向をとりあげたルポです。
タイトルにある「座標軸」は、仕事軸と生活軸が直行に交わる座標軸を表わしています。この座標のどこに自分が位置しているのかをふり返りながら、それぞれの生きかたを問いなおしてはどうかと、著者は問いかけています。
1993年に刊行された本で、こんにちの社会情勢とは大きくへだたりがあることも事実です。その後日本社会は長い不況に突入し、派遣切りの問題やブラック企業の問題など、仕事と生き方をめぐる問題はますます深刻になっていきました。そうした社会の変化を見てきた現在だからこそ、本書にえがかれている「会社人間」から脱却してべつの生きかたをえらんだ男たちの姿がいっそう輝いて見えるのかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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