仕事術 (岩波新書 新赤版 645)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004306450

作品紹介・あらすじ

「公私融合」をキーワードに、組織に従属せず、個性を生かす「技」の鍛え方、情報の扱い方、技術の伝え方など、あらゆる仕事の基となる基本思想とその技術、そして職場環境の変化に対応できる柔軟な職業能力を習得する手法を考える。厳しい時代をしなやかに生き抜くための実践的な仕事術を提案する。

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  • 公私融合して働く。ということは現代に合っていると共感。どちらか一方ではなく両方あってこその人生であるのだと感じた。

  • 1999年11月19日 初版

    「公私融合」を一つのテーマにして、会社で働く人間がどのようにして仕事とつきあうのかを考えた一冊。

    自らのエンプロイアビリティーを高める事により、会社から一歩でも半歩でも自由になることで、会社依存からの脱却がはかれる。

    ノマドという言葉が示す物が、1999年から語られているのが興味深い。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    「公私融合」をキーワードに、組織に従属せず、個性を生かす「技」の鍛え方、情報の扱い方、技術の伝え方など、あらゆる仕事の基となる基本思想とその技術、そして職場環境の変化に対応できる柔軟な職業能力を習得する手法を考える。厳しい時代をしなやかに生き抜くための実践的な仕事術を提案する。

    目次

    1 公私融合の勤労
    生き抜く者の仕事術
    公私融合の勤労
    2 仕事術
    手の技術
    縁の技術
    知の技術
    育む技術
    創造的な仕事術

    本の感想(オフィス樋口Booksより転載、http://books-officehiguchi.com/archives/4719059.html

    この本は1999年に出版された本ですが、大手広告代理店電通での過労死問題、ブラック企業など労働者を取り巻く環境が悪化していることからもう一度読み直して、働き方を変えるきっかけになればと思い、紹介することにした。

    この本のキーワードは「公私融合」である。公私融合と言ってもピンとこない人が多いと思うので、勤務しているときに実践できる方法として、 仕事で私的関心を入れる方法が挙げられる。

    私の場合、フリーランスで予備校などで講師業をしているが、講師として指導すること以外では、ホームページの配信をしている。本・参考書の紹介はオフィス樋口Booksで、研究についてはオフィス樋口総合研究所で配信することで公私融合を図っている。私的関心である鉄道・バスの動画撮影をすることで授業のネタが思い浮かぶこともある。この本に出合う前から公私融合を実践していたのかもしれないとふと思った。

  • 寺子屋塾にて借りて読んでみる。

    既に絶版になってしまった、過去の本なのに、
    つい最近書かれたような、新鮮な切り口・事例が盛りだくさん。

    公私融合・やる⇒分かる⇒知る、の概念とか素敵なものが詰まっているのに、
    絶版になってしまったことが悔やまれる。

    是非一度、触れてみていただきたい一冊。

  • 公私融合をキーワードに、個性の生かし方、仕事の取り組み方を述べている。個性で勝手をするのではなく、組織に従属せずに”私”としての良心や問題意識をもちながら、仕事に取り組むことを述べておられると思う。作業を作業として取り組むのではなく、作業の意義を理解して工夫していくことが大切であるという。本当にそのとおりだと思う。情報を集める技術、ヒアリングの技術も書かれていて参考になる。

  • 「公」と「私」を区別することなく仕事に望む有用性を説く本。

    「公」の活動が私の活動を面白くし、「私」の活動が公の活動を高めるという循環性が重要だと説く。

    例えば、上司と接する時には上司であると同時に1人の人間として接することで、その人を会社員として見るだけではなく、"人"として見ることに繋がり人間的な縁を紡ぐことになる。

    人というのは主観で生きる生き物なのだから、会社という「公」の場でもこの考えは有用だと思う。

    また、仕事の技の習得の流れたとして「見る、する、知る」という段階的変化は知るに傾きがちな自分にとって金言。

    ただし、この本で指摘される「私」は日常的な生活ではなく、何らかの社会的関わりを持つような活動を指しているように感じられる。

  • [ 内容 ]
    「公私融合」をキーワードに、組織に従属せず、個性を生かす「技」の鍛え方、情報の扱い方、技術の伝え方など、あらゆる仕事の基となる基本思想とその技術、そして職場環境の変化に対応できる柔軟な職業能力を習得する手法を考える。
    厳しい時代をしなやかに生き抜くための実践的な仕事術を提案する。

    [ 目次 ]
    1 公私融合の勤労(生き抜く者の仕事術 公私融合の勤労)
    2 仕事術(手の技術 縁の技術 知の技術 育む技術 創造的な仕事術)

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著者プロフィール

1987年北海道大学医学部卒業、北海道大学医学部大学院(内科学)修了、医学博士。現在、在宅サポートセンター長として、村山大和診療所・東大和訪問看護ステーション・東大和ヘルパーステーション・2つの地域包括支援センター・居宅介護支援事業所・福祉用具貸出事業・訪問リハビリステーショ
ン・高齢者みまもりぼっくす等を運営している。
◆著書『のこされた者として生きる──在宅医療、グリーフケアからの気付き』(いのちのことば社、2007年)、『自分らしい最期を生きる――セルフ・スピリチュアルケア入門』(教文館、2015年) 他。

「2019年 『ひとりでも最後まで自宅で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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