アメリカの家族 (岩波新書 新赤版 671)

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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004306719

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  • 2018.02.23読了。

  • [ 内容 ]
    いまアメリカの家族は揺れている。
    めざましい勢いで進歩する生殖技術、インターネットによる養子の斡旋、結婚する夫婦の半数以上が経験する離婚と再婚、同性愛者のカップルとその養子。
    彼らはいったい「家族」に何を求めているのか。
    さまざまな家族に親しく取材を重ねて描き出される多様な肖像に、私たち自身の姿を見ずにはいられない。

    [ 目次 ]
    第1章 子どもを“作る”(親愛なる赤ちゃんへ;有償と無償の愛の形;ダンスがうまいのはダディ譲り;親はいったい誰?;つきまとう第三者の影;それでも子どもがほしい)
    第2章 生みの親、育ての親、そして子ども―養子家族(ユダヤ人の親と韓国人の子ども;生みの親に思いを馳せて;アイデンティティを求めて;変わりつつある生みの親の意識;スペシャル・ニーズの子どもたち)
    第3章 ゲイ・カップルと子どもたち(パパがふたり;居場所がない;同性愛の親を持つということ;ママはレズビアンだった;同性愛は“治る”のか;“結婚”という絆)
    第4章 ひとりで育てる―シングルたち(ぼくのパパはドナー・ナンバー五三六番;初めから不在の父親;もう家族ではない;セラピストのアレン;ディズニー・パパと恐いママ)
    第5章 新しい絆を求めて―再婚家族(行き来する二つの家;それぞれの居場所;親であり親でない曖昧さ;二分されたクリスマスツリー;あなたの子ども、私の子ども、私たちの子ども)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 代理母出産、ゲイ・カップルの子育て、精子バンクで出産
    するシングルマザー、結婚する半数以上の夫婦が経験する
    離婚と再婚・・・。

    完璧で全く問題のない家族はないと思う。
    自分の欲求を極限まで求めたかのような彼らの姿は
    近い将来の日本の家族の姿でもあるかもしれない。

    勉強になりました。

  • ところが八〇年代頃から、生みの親が“顔”を持つ、オープンな養子縁組が注目され始めた。生みの親、子ども、育ての親の三角関係という新たな形が現れたのだ。


    養子縁組は生まれてくる子どもの数に対して需要が多いため、韓国などからの場合も増えているという。いろんな、家族の形がある。

  • 現代のアメリカ家族事情。
    まあまあ。

  • 自分で想像した以上の家族形態にビックリしました!

  • アメリカの家族についてのレポートを書くのに使った本。
    アメリカの家族は私にとって異質なのもに感じてしまうほど、多様で革新的かもしれない。
    読んで、家族について考え直すのきっかけにするにはいいかもしれない。

  • 出版社/著者からの内容紹介
    いまアメリカの家族は揺れている.めざましい勢いで進歩する生殖技術,インターネットによる養子の斡旋,結婚する夫婦の半数以上が経験する離婚と再婚,同性愛者のカップルとその養子.彼らはいったい「家族」に何を求めているのか.さまざまな家族に親しく取材を重ねて描き出される多様な肖像に,私たち自身の姿を見ずにはいられない.

  • アメリカにすんでて、色々な家族の形があるのは知ってた。その後日本にきてからフレンズなんかのドラマをみてると、色々な親子関係が存在することも知った。私は若いし、保守的な人が少ない地域に住んでたからそういう新しい形の家族に対してそう抵抗はない。でも、どうしてそうなるんだろうとは思った。この本を読んでそれぞれの家族のインタビューを読んでると個人の幸せを追い求めると色々な形になってしまうんだろうね。自分自身の家族のあり方も考えてみた。

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著者プロフィール

作家、エッセイスト。
読売新聞アメリカ現地紙記者を経て、現職。高校、大学、大学院で各々米留学。85年からニューヨークに住む。現在は、東京とニューヨークを行き来しながら執筆を続ける。
著書に、『ニューヨークのとけない魔法』をはじめとする「ニューヨークの魔法」シリーズ(全9冊、文春文庫)、『泣きたくなるほど愛おしい ニューヨークの魔法のはなし』(清流出版)、『奥さまはニューヨーカー』シリーズ(全5巻、幻冬舎文庫)、『アメリカの家族』『ニューヨーク日本人教育事情』(ともに岩波新書)などがある。

「2022年 『ニューヨークが教えてくれた"私だけ“の英語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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