私の脳科学講義 (岩波新書 新赤版 755)

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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307556

作品紹介・あらすじ

抗体の多様性の謎を解明して1987年にノーベル賞を受賞した利根川博士は、いま世界の脳研究をリードする。脳にためた記憶を再生するプロセスをはじめとする、みずからの研究成果を通して、脳科学の最先端と何を明らかにしてきたのかを紹介する。目的・戦術・技術がみごとに組み合わさったその研究手法には目を見張らされる。

感想・レビュー・書評

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  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18349

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BA53856637

  • 内容のない人間とつきあっているのは、その人自身の能力のなさをしめしている。

    あることを成し遂げるためには、いろんな他のことを切り捨てないとだめ。

    することはいっぱいあるんだから。人間、時間なんて限られているでしょ。

  • ソーク研究所は、ヒト受精卵のゲノム編集の成功が「ゲノム編集からはじまる新世界」で言及されてたし、レナート・ダルベッコ門下での兄弟弟子には「アシロマ会議」のデビッド・ボルチモア博士がいるし、学者の世界は案外狭い。
    まあ、ソーク研究所の創設者・ジョナス・ソークがポリオワクチンを開発したピッツバーグに、ちょうど友人が旅行中なのは…タダの偶然。

    講演会の内容や企業誌のインタビューをまとめた構成なので、雑文的な印象は拭えない。むしろ、インタビュアーの池田理代子が、リケジョで物理クラブ所属だったとかに驚き。

  • 要再読。

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】491.37||T
    【資料ID】91011235

  • 利根川先生の本。MITの教授ということもあって、どんな生活を送っていたのか興味をもって読んだけれども、選択がすべてにおいて絶妙で、興味深かった。脳の話はあまり多くない。

  • 利根川先生の研究分野については、「精神と物質」で興味を持ち次のテーマは脳科学と言うことで、やや古い本ですが読んでみましたが、まああまり面白くありません。
    前半は精神と物質でも読んだ先生の研究歴の復習。真ん中は脳科学でも記憶についてマウスを使った記憶と学習の研究せいかについて研究されている部分のみの話し、後半は科学者と科学の研究についての対談。
    どの章もあまり心惹かれる話ではありませんでした。

  • 元々脳科学を研究していたわけではない著者だが、だからこそ人とは少し違う視点で脳について説明していると感じた。パソコンにはできなくて、人間の脳にはできる直感や創造力を日常的に鍛えることが重要なのだろう。

  • たぶん野心家・自信家なんだろうな。自分で燃えている人,近くにいるとその火で焚きつけられたり,やけどしたりするんだろうな。

    プライオリティをしっかりと保つことの大切さは,今までの自分に足りない部分だな。

    自分がどうしたいのかを強く意識し続けること,自分の意志に素直に従い続けることが科学者としての成功を引き寄せている。

  • [ 内容 ]
    抗体の多様性の謎を解明して1987年にノーベル賞を受賞した利根川博士は、いま世界の脳研究をリードする。
    脳にためた記憶を再生するプロセスをはじめとする、みずからの研究成果を通して、脳科学の最先端と何を明らかにしてきたのかを紹介する。
    目的・戦術・技術がみごとに組み合わさったその研究手法には目を見張らされる。

    [ 目次 ]
    1 私の歩んだ道(分子生物学者になりたい サンディエゴへ留学 免疫学上の大ミステリーを解く MITで脳研究をはじめる)
    2 脳科学の現在と可能性
    3 学習と記憶のメカニズムを探る(わたしたちの研究戦術 長期増強は記憶の基盤か? CA3野の機能を調べる)
    4 科学者とは、科学研究とは
    5 日常生活から見た脳

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