中世日本の予言書: 〈未来記〉を読む (岩波新書 新赤版 1061)

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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310617

感想・レビュー・書評

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  • 聖徳太子が未来を記したという奇書「未来記」の研究者が書いた一冊であるが、構成が全くもって駄目。まず、未来記自体の魅力が伝わってこない。未来記を掲載している他の歴史書の羅列にすぎず、解説も別に目新しくもない。
    こんな解説なら、別に新書じゃなくていいよって感じ。ぜんぜん新しくないし、面白くない。
    とくに思わせぶりなタイトルが、さらにガッカリ感を深くします。
    小峰先生という方の本は初めて読みましたが、文章もヘタ。新書なんだから、編集の責任も大。

著者プロフィール

立教大学名誉教授、中国人民大学高端外国専家。『説話の森』(岩波現代文庫)、『説話の声』(新曜社)、『説話の言説』(森話社)、『今昔物語集の世界』(岩波ジュニア新書)、『野馬台詩の謎』(岩波書店)、『中世日本の予言書』(岩波新書)、『今昔物語集の形成と構造』『院政期文学論』『中世法会文芸論』(笠間書院)、『東洋文庫809 新羅殊異伝』(共編訳)、『東洋文庫875 海東高僧伝』(共編訳)、『予言文学の語る中世 聖徳太子未来記と野馬台詩』(吉川弘文館)、『遣唐使と外交神話 『吉備大臣入唐絵巻』を読む』(集英社新書)など。

「2021年 『東アジアに共有される文学世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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