- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004315162
作品紹介・あらすじ
戦後日本のしくみの中心には、常に「働くこと」があった。しかし、みなを豊かにしてくれると信じられていたそのしくみは、日本企業が世界に進出した一九八〇年代を転機に機能しなくなり、現在へと至っている。本書では、迷走する労使関係の来歴をたどり、「働くこと」と豊かな生活をつなぎなおす新たなしくみを考える。
感想・レビュー・書評
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【北海道大学蔵書目録へのリンク先】
https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001630085 -
めも: コミュニティ・オーガナイジング
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複業サラリーマンになろうと思い立った時から、「働く事」について考えてきました。
タイトルがそのものズバリの本を見つけたので読んでみると、サラリーマンという労働スタイルが、その始まりから「一人ひとりが自分の関わった仕事の成果がどのようなものであるのかを難しくさせる」事が課題だったと知り、物凄く納得しました。
働く事、特にサラリーマン生活について疑問を感じている人には、色々と得る事が多くとても面白く読めると思います。おススメです。
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「労使関係は参加型民主主義のもっとも小さな単位だ」という考えのもと、「なぜ働くのか」「どのように生きるべきか」という問かけをもとに、戦後日本の労使関係を紐解く。
グローバル化が進む現代において、迷走する労使関係の解決の鍵として、直接参加型の民主主義を説く。 -
2015年2月新着
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労組の話し? 難しそう!
と思いましたが、一気に読めるおもしろさ。
経営が、欧米…フォード生産方式、日本…デミング式 ということを初めて知りました。 -
表題からはどうしても「哲学的」なものを感じてしまうのは自分だけかもしれない。
内容は労働組合、経営者と主として経済学的見地から。
あとがきにあるように、決して働くことの意義が最終的に述べられているわけではない。