- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004315544
作品紹介・あらすじ
「会社法」が制定された二〇〇五年以降、リーマンショックを経て、市場と企業はどのような方向に進んできたのか。法の対応は?条文からだけでは捉えにくい「会社法」のポイントをコンパクトに解説。二〇一四年改正や、上場企業向け「コーポレートガバナンス・コード」策定など、最新の動向も反映する。この一冊でわかる!
感想・レビュー・書評
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会法、株式会社の内容を分かりやすく解説している。社会人として身につけたい教養の一つであったので、読めて良かった。2023年にDXやSDGs等のキーワードも含めた改訂版が出ているので是非読みたい。
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#164
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同著者のここだけ押さえる会社法より言い回しなどが本格的。入門書二冊目くらいにちょうど良いのではないか。法律の考え方などから丁寧に解説してあるのが印象的。
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会社法の全体像と、今後の在り方を問う書。そもそも法律を問題にしているので、期待するには筋違いであるが、法律の全体的な意義はなんとなくわかるが、それと企業経営との関りが分かりにくい。できれば当初意図した法律内容がどのように不具合が生じて改正に至ったのかをもう少し具体的に述べられていればよかった。
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会社法の基本的な考え方について解説している本です。
会社法とはなにかということが、わかりやすく解説されており、これから会社法を学ぼうとするひとや、会社法を学びはじめたばかりの読者にとって、学習内容をイメージしやすいものにしてくれるという意味で、有益な本ではないかと思います。
ただ、いくつかの箇所では、要点をまとめたようなそっけない叙述になっているところがあるように思います。どのみち新書一冊の分量で会社法の全貌をカヴァーすることなど不可能なのですから、思いきってあつかう内容を絞り込んで、会社法がいったいなんのためにあるのかということを示すようなしかたで説明してほしかったという気もします。 -
会社法というのは商法から派生して現れた
比較的新しい法律のようだ。
これは会社というものの存在感の増大に加えて
株式市場の整備という側面がある。
本書は入門ということなので、
法人という概念の説明から丁寧にやってくれている。
なので、会社法の必然性というのは良くわかるのだが
後半の組織再編のあたりはだいぶ複雑でわかりにくかった。
これは僕の知識不足もあるだろうけど、なんというか
毎年改正を繰り返しながら変更するという中で、
逐次的な対応が煩雑さを生んでるところもあるんじゃなかろうかと思ったり。
まぁ、経営側の人間にでもならないと
こんなことは視界に入ってこないかもしれない。
ただ、経済的な活動のフィールドをこのような形で
立法が整備しているという事実はきちんと覚えておく必要がある。
そう、企業の前向きな活動も国会で用意されたものが活用されている。
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会社法は、それまでと比べると、設計の自由は拡大したが、それでも多くの介入をしている。その理由を端的に言えば、株主を保護するためであるが、第1章で述べたように、株式会社の特徴を最大限発揮するためには、法がある程度介入しなければならないというのが歴史の教えるところだということである。(p.50)
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株主は会社のために訴えを提起するので、判決の効果は、勝訴・敗訴ともに、会社に及ぶ。代表訴訟の結果、勝訴した場合でも原告株主は会社への給付を要求できるだけであって、自分には一円も要求できない。(p.99)
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株主代表訴訟について。なるほどなー。
まぁ、直接自分には入らないけど、
会社の利益に還元されたらそれを分配される権利自体はあるのだよね。 -
東2法経図・6F指定:B1/4-3/Hoshi
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機関設計の部分が分かりやすく、重宝する。
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会社法入門という割には情報過多のように感じる。専門用語とかその定義、条件やらがいちいち説明されているためそれに気をとられると読み進めにくい。
最初は流し読みして後は参考書的に使うべきか。 -
出てくる用語の意味がわからなくて理解しにくかったが、うまくまとまっていた感じはした。復習用にまた読めたら読みたい。