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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005000937
感想・レビュー・書評
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ふた昔前の本だが、テーマも内容も色褪せない。時代を越えて、日本社会の学歴問題を考えるには有意義な一冊。
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経済学者森嶋通夫が自分の半生を振り返ると同時に、日本の学歴社会と教育システムを批判し、独自の処方箋を与える。研究者としてのキャリアの前半を日本で、後半をイギリスで過ごしており、イギリスとアメリカのシステムとの比較で語られる。
1985年に出された本。
筋目を通すことを一番大事に生きていて、頑固じいさんだったんだろうなあと思う。そのような自分を正直にさらけ出していて、しかも理屈が通っているので、かなり過激な議論になっても文章は爽快だ。
岩波ジュニア新書ということで中高生向けに書かれているとのことだが、中高生にしてみたら、「自分らに教育制度改革を語られてもなあ」ということになりゃしませんかね。いや、でもそういう視点をもつことが大切だと教えたいのか。
息子が中学生になったら読ませよう。
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