みんな地球に生きるひと (part 3) (岩波ジュニア新書 554)
- 岩波書店 (2007年1月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005005543
感想・レビュー・書評
-
[ 内容 ]
アフリカの少年兵、戦乱のイラクで生きる少女、エイズに感染した若い母親、アジアやヨーロッパで売られる子ども…世界を少しでもよくしたいと願うアグネスのふれあい旅は続きます。
ユニークな親子のつきあい方や、日本の子どもたちへのきびしくもあたたかいメッセージもうれしい、大好評の前2著に続く感動体験満載の第3弾。
[ 目次 ]
1 いちばん声の小さな子どもたち
2 タイ、フィリピン―買われる子ども
3 カンボジア、モルドバ―ねらわれる子ども
4 スーダン―児童兵士との出会い
5 イラク―戦火の下の子ども
6 レソト―子どものエイズ
7 三人の息子
8 日本の子ども
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キーワードは、「もう一人のアグネス・チャン」。
この本を読むまでは、アグネス・チャンのことを誤解していた。
それは、アイドル歌手のイメージが強く、芸能人という見方が強かったこと。
でも、この本を読んだら、まったくアグネス・チャンに対する見方が変わった。
彼女は、立派な社会教育者であり、社会福祉家だ。
貧困、戦争にあえぐ発展途上国の社会的弱者に対する彼女の愛情は、とても深く尊い。
それは、タレントではなく、一人の社会福祉家として、命がけで活動をする尊い姿だ。
マスコミで見る彼女は半分の彼女で、もう半分の彼女は、この本で真実の人類愛を語る彼女だ。
そんなアグネス・チャンの実像が心から分かる、素晴らしい本だ。 -
アグネス・チャンの本、第3冊めです。
もう次は彼女がどこで何をするかが気になって買ってしまいました。
内容はまたまた興味深いです。
変わらずに誰でも比較的読みやすく専門的ではありません。
今回も世界中の様々な国の子どもが登場し、いろんな事実や実情がわかり大変参考になります。
もちろん以前から知っていてわかっている内容もありますが、そこで彼女が目にして
そのままの感情を書いているからおもしろいです。
電車の中で読むのにぴったりです。