中学生の満州敗戦日記 (岩波ジュニア新書)

  • 岩波書店 (2008年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784005005901

みんなの感想まとめ

当時の厳しい状況を生き抜いた中学生の目を通して、戦時中の満州での生活や心情が描かれています。著者は学徒勤労令で北方の開拓団に派遣され、ソ連の侵攻を経て家族と共に引き揚げを果たすまでの体験を詳細に記録し...

感想・レビュー・書評

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  • 今の平和な日本では考えられない生活。記録に残してくださった著者に感謝と尊敬の念を示したい。それぞれのエピソードが当時の心情や周りの反応なども含めて詳細に記されており、とても感心した。去年95歳で他界した私の祖母はかつて戦時中に満州に住んでいたことがあると聞いたことがあった。今となっては当時の様子や生活を直接聞くことが出来ない。正直満州の歴史について本書を読むまで全く知らなかったが、身近な存在だった自分の祖母の人生に少し触れられた気がして感慨深い。

  • ハルビン中学3年生だった筆者は、学徒勤労令により北方の開拓団へと派遣される。
    勤労動員が終わり、帰路につこうとしていたころ、ソ連が満州へ侵攻。その後敗戦をむかえ、筆者は一家で引き揚げをまで生き抜いていかねばならなくなる。
    なんとか無事に引き揚げられた筆者による体験談。多くの悲惨な犠牲者についての本が多い中、中学生の“ある種の明るさ”をもって語られるハナシは読みやすい。
    最終章の「満州は独立国」と主張して国際連盟を脱退したのに、「日ソ中立条約をやぶって満州にソ連が侵攻」とは矛盾、というフレーズが印象的。たしかにその通り!

  • 222-I
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  • [ 内容 ]
    植民地満州。
    日々の暮らしの中で「おかしいぞ」と感じていたものの正体が、敗戦と同時に、少年の前に怒涛のように姿をあらわしてくる。
    民間人を置き去りにしていち早く逃亡した関東軍、開拓団の人たちの悲惨な逃避行、ソ連軍侵攻による身の危険。
    満州で敗戦を迎えた一中学生は、何を見、どんな思いをもちながら、どう生きたのか。

    [ 目次 ]
    1章 王栄廟開拓団
    2章 「満州国」とハルビン
    3章 ハルビンでの暮らし
    4章 男狩り
    5章 その後の王栄廟開拓団
    6章 街頭露店
    7章 七三一部隊
    8章 パーロが来た
    9章 引き揚げ
    10章 砂上の幻想国家

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