これからのエネルギー (岩波ジュニア新書)

著者 : 槌屋治紀

• 岩波書店 (2013年6月21日発売)

作品紹介・あらすじ

石油の終わりが近づき、原子力の危険性が再確認された現在、私たちは真剣に未来のエネルギーを考えなければならない。世界でつぎつぎ発表されている再生可能エネルギー100%シナリオをながめ、いまの技術レベルと今後の展開予測をあわせて、どんな形が可能なのかを検討する。いっそう必要な省エネにも新しい技術が登場している。

感想・レビュー・書評

[淑徳大学千葉図書館さんの感想 · 2021年7月10日]

配置場所：1F電動書架C
請求記号：501.6||Ts 32
資料ID：W0183430

[mishuranmanさんの感想 · 2013年10月31日]

この手のジュニア向けは出来がよいのが多い。これも割と冷静。

[muramatsu-bunkoさんの感想 · 2013年9月7日]

この本は、日本の科学者集団の代表ともいえる日本学術会議が、中学生にも理解できる水準と優しい表現で、最先端の学術情報を提供しようという意図で出版している岩波ジュニア新書の中の1冊である。再生可能エネルギー、省エネ、原発などについての今、そして今後の展望が大変わかりやすくかつ簡潔にまとめられている。多くの人たちがそうであるように、筆者もまた3.11により、「怠けていたことを思い知らされた」と後書きに記している。何を怠けていたと思うのかは、人それぞれによって違うのであろうが、筆者はこれからの日本のあるべきエネルギーの姿をもっときちんと研究しようというテーマに取り組んだわけで、本書は、その一つの成果ともいえる１冊になっている。