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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006000257
作品紹介・あらすじ
古代より中国と朝鮮・日本・ベトナムは漢字を共有し、それを媒介に儒教・律令・漢訳仏教などの文化を享受した。著者はこのような文化圏と政治・外交システムが一体になった自己完結的世界を「東アジア世界」とよんだ。この東アジア世界論の根底には日本の歴史を世界史的観点から理解しようとする企図があり、それは東アジア前近代史研究の理論的枠組となった。著者の発想の根本とそれが生まれた時代状況を確認し、東アジアと日本の歴史像を考える。
感想・レビュー・書評
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岩波現代文庫 西嶋定生 「古代東アジア世界と日本」 東アジア世界論〜日本の発展を中国文化圏の中で捉えた本。
中国の政治システムの中に入り、中国文化(漢字、律令制、儒教、仏教)を輸入したことで 日本が未開国家から文明国家に発展したという構成
隋唐時代において、冊封体制下にいた百済と高句麗が滅亡して、冊封体制の外部にいた日本が 滅亡しなかったというのは 不思議な気がする
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