「平和国家」日本の再検討 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003036

作品紹介・あらすじ

日本国憲法、とりわけその平和主義の有効性については長きにわたって議論が続いている。本書は新憲法の誕生から現在までを、グローバルな視点と新資料でその主題に有益な視座を提示する。そもそも戦後日本の平和主義とはいかに総括されるべきか。日本国憲法と日米安保と安全保障論について、私たちの認識は果たして正しかったのか。日本の平和を願う人々にとって、いま最も求められる論争的な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 「第九条」を入れた理由が、戦争責任を問わないことと、天皇制を維持するがためのマッカーサーの思惑であったこと。
    日本は、冷戦の環境がプラスして、ソ連が日本を奪うことがないように、アメリカの強い庇護のもとに戦後の経済発展、平和を手に入れた。
    と同時に、戦争責任を自ら問うこともなく、半世紀以上も自国の繁栄を謳歌してきたのた。

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著者プロフィール

1943年東京生まれ、早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。獨協大学名誉教授。和光学園理事長。専攻 憲政史。著書『新憲法の誕生』(中央公論社 1989、吉野作造賞受賞、中公文庫 1995、英語版The Birth of Japan’s Postwar Constitution, Westview Press, 1997)、『「平和国家」日本の再検討』(岩波書店 2002、岩波現代文庫 2013)、『憲法9条はなぜ制定されたか』(岩波ブックレット 2006)、『日本国憲法の誕生』(岩波現代文庫 2009、韓国語版 2010)、『安全保障とは何か――国家から人間へ』(岩波書店 2013)、『平和憲法の深層』(ちくま新書 2015)、『日本国憲法の誕生 増補改訂版』(岩波現代文庫 2017)、編著書『GHQ民政局資料「占領改革」 第1巻 憲法・司法改革』丸善 2001)、豊下楢彦氏との共著に『集団的自衛権と安全保障』(岩波新書 2014)、『沖縄 憲法なき戦後』(みすず書房 2018)などがある。

「2020年 『対米従属の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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