鷗外の歴史小説: 史料と方法 (岩波現代文庫 文芸 54)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006020545

作品紹介・あらすじ

「阿部一族」や「興津弥五右衛門の遺書」など鴎外の歴史小説は原史料に忠実な形でつづられている。著者は作品と史料との間のズレに注目して、鴎外の創作意図を探り、鴎外の歴史小説は、権力と個我との対立の問題と、新しい救済の思想としての献身の倫理を、歴史の中に検証しようとする営みであったと主張する。

感想・レビュー・書評

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  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/0000211117

  • どちらと言われれば漱石山房の集い人になりたいので、観潮楼の鴎外先生とは疎遠に暮らして幾星霜。野溝七生子が鴎外先生の論文を書いていたので、ようやくとっかかりができました。

    今は読まないと思うけど、鴎外先生にはまったときのために。優雅な、上品な、美意識の高いハイクラスの人々は鴎外先生贔屓な気がする。イメージで言えば倉橋由美子とか。

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著者プロフィール

1920年生まれ。東京文理科大学卒業。東京教育大学教授、成城大学教授を経て現在に至る。専攻は近世文学。主著に「芭蕉の世界」「芭蕉・蕪村」「蕪村の世界」など。

「2000年 『新編俳句の解釈と鑑賞事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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