王権と物語 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006021801

作品紹介・あらすじ

漂泊芸能民による語りが王権と寺社に吸い上げられ「歴史」テキストとして成書されていく過程に、中世の重大な位相的転位があった。中世王権の構造を解読する気鋭の論考。

感想・レビュー・書評

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  • 物語-触穢と浄化の回路◆物語りの巫俗◆王権的時空と反世界◆太平記-情況と言葉◆仏と神-教化のイデオロギー◆和歌と天皇◆平安時代の「物語」と物語文学

    著者:兵藤裕己(1950-、愛知県、日本文学)
    解説:木村朗子

  • 兵藤先生が1970年代に書いた論文は王権という概念、文学理論を使った意欲的な作品だったように感じていました。

    一方、この本は歴史資料に向き合って、地道に調査を重ねた結果の秀作という印象でした。兵藤先生の研究を理解するために欠かせない一冊のように思います。

  • おもしろく読んだ。この分野に不案内な素人にもわかりやすかった。願わくはルビがもう少し多ければなぁ・・・。

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著者プロフィール

学習院大学文学部教授。研究分野○日本文学・芸能 著書等○『太平記〈よみ〉の可能性』(講談社学術文庫、二〇〇五年)、『琵琶法師』(岩波新書、二〇〇九年)、『平家物語の読み方』(ちくま学芸文庫、二〇一一年)など。

「2014年 『『太平記』をとらえる 第一巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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