新版 匠の時代 2 (岩波現代文庫)

著者 : 内橋克人

• 岩波書店 (2011年5月18日発売)

作品紹介・あらすじ

世界初の「自動焦点カメラ」を商品化した小西六。天然皮と同じ繊維構造を持つ人工皮革で欧米を席巻した東レ。独身社員の思わぬ知恵から生まれた三菱電機のふとん乾燥機。時代を切り開く創造的な開発、人と技術が一体化した熱き挑戦はいかにして可能になったのか。

感想・レビュー・書評

[oracchaさんの感想 · 2019年5月6日]

布団乾燥機って今も使われているのかな？

[pumpkindadさんの感想 · 2011年9月19日]

企業による歴史的開発には、多くの研究のシナジー効果が働いており、その融合に重要なのが、リーダーの発想と時にカリスマ性であるものと感じた。細かいことばかりに追われていては、飛躍的発想は望めず、行き着く先は衰退ということになってしまうのではないだろうか。

[タカギさんの感想 · 2011年6月8日]

会社員、サラリーマンは「しがない」イメージがありますが、これを読む限り、企業マンにはドラマがあり、充実し、やはり「日本を」背負っているようだ。身近な商品に様々な人達の人生ドラマがあることが知れておもしろかった。