シネマ21 青山真治映画論+α集成2001-2010

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022506948

感想・レビュー・書評

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  • 2-3 映画論

  • パラパラめくりながら、気になったところを読む。
    映画評論というのは、映画が好きなものしか読めない。
    読んでも情報がリンクしない。
    だけれど、映画好きには映画評論ほど面白い書物はない。

    というのは、映画評論の楽しみ方は
    自分の中にどれだけ「映画鑑賞データベース」を持っているかに
    かかっているからである。

    ゴダールを見たことがない人にはゴダールを語れない。
    ゴダールを見たことのある人にしかゴダールを語れない。

    当たり前のことだが、それが全てである。
    ゴダールを見たことのある人であれば、
    いいたいことは山のようにあるだろう。

    映画というものはなんなのか、
    これが映画なのか。

    英語では「movie」「cinema」で意味がことなるというが、
    この両方をこの本は取り扱っている。
    映画好きなら問題ないけど、
    映画がすきじゃないければ、ちんぷんかんぷんだろうな。

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著者プロフィール

1964年7月13日、福岡県北九州市門司に生まれる。立教大学英米文学科卒。
1996年『Helpless』で劇場映画監督デビュー。2000年『EUREKA』がカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をW受賞。同作の小説版が三島由紀夫賞を受賞。2011年『東京公園』でロカルノ国際映画祭金豹賞審査員特別賞受賞。2015年度まで4年間、多摩美術大学映像演劇学科教授。2016年度、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映画学科の学科長を1年のみ務める。2020年公開の『空に住む』が遺作となった。2022年3月21日逝去。

「2023年 『青山真治クロニクルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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