島津の陣風 義久の深謀、義弘の胆力

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022514509

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】慶長5年9月15日、関ケ原──。家康本陣めがけて、島津義弘率いる1500の軍勢が駆け抜けた! やがて改易を狙う徳川方と本領安堵を図る島津との虚々実々の駆け引きが始まる。義久・義弘ら島津家と家康・本多正信・黒田官兵衛など徳川方との知略を尽くした戦いが始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 話の進みが悪い感じも受けつつも、最後は安定感ある進み方でスッキリしました。
    今度から窮地になった時は心の中で、……捨てガマリぞ!!!と言うことにします。

  • ドラマせごどんで人気沸騰中の薩摩。
    関ヶ原の戦いで、西軍につきながらも見事に薩摩まで逃げ帰った関ヶ原の退き口から、家康によって本領安堵されるまでを詳細に、かつ活き活きと描き切った面白さ。
    せごどんを観て島津家に興味を持ったなら、今読んだらきっと面白い一冊になります。

  • 関ヶ原での島津の退き口、その後の島津の生き残りをかけた島津義久、義弘らの徳川との駆け引き。
    戦国時代において、島津の陣風、とくに捨てがまりについては、凄まじく、まさに最強と言える。

  • 島津、義久、義弘、関ケ原後。
    家を残すため、太守は修羅の道か。

  • 2018.3.30完了
    義久はこうでないと。という強情さ。
    やはり島津は異端でないと。
    初めて読んだ作者だが、他にも手を出してみようかな。

  • 関ヶ原での「島津の退き口」から、島津家が本領安堵を勝ち取るまでの権謀術数を描く。冒頭の関ヶ原のシーンは、臨場感に溢れる、いかにも薩摩隼人な戦いぶりで、退き口のハラハラドキドキが楽しめる。その後は、虚々実々入り混じった、歴史の教科書にはのっていない水面下の駆け引きが島津義久、徳川の本多正信、黒田如水などなど、一筋縄じゃいかない魑魅魍魎たちの間で繰り広げられるが、なんか途中から広げすぎた風呂敷を強引に畳んでるような展開で、ちょっと最後弛んでしまった。しかし、トータルとても真実味のある迫真の物語が読めて、歴史の見方に新しい視点が得られたように思う。

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