- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022516749
感想・レビュー・書評
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命賭けて、健康削って取材しててカバーに書かれてる注意書きの真似をするなが、恐ろしくて真似できないノンフィクション。
リベリアの少年兵、台湾マフィア、シベリアカルト教団、ケニアのゴミ山。
そこで彼らの食べるものとは?
著者が現地で一緒に食べて来る話。
もちろんご飯がメインなんだけど、それだけでない彼らの世界が見えるのが白眉。
この著者、四字熟語好きだよね。
現地の少年達や人々が年ではないのに老成してて意外と長生き出来てるようにすら感じられてしまう。
それだけ過酷なんだろうな、と。
すごく美味しそうなレポートを書いてくれてるんだけど、台湾以外は即座に体調崩しそうな予感がする。
著者の健康をお祈りしたくなる本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同タイトルの番組を見て購入した一冊。
正直購入した時は分厚くて読了できないかもしれないと後悔した。
しかし、読み進めると思いのほかスラスラ読めた。
番組は途中までしか見ていなかったが、それでも問題なかった。
内容はもちろん、作者の文章、言葉選びがとても素敵なので購入を迷っている人がいればすぐに購入して欲しいと思った。 -
思ってたのと違う!番組をちゃんと見たことがないので勝手なイメージで汚さ、危なさ、えげつなさだけを先行させていたら、とんでもない思い違い。
インタビューされる側の言葉が、必ずしも本音ではなく、言葉を発した瞬間にもしかしたらその人の考え方が変わっているかもしらん、選んだ言葉がその人の伝えたいことをうまく表してないかもしらん。言語の違いも影響しているかもしれない。私たちが手にしているのは、聞き手と話し手の2枚のフィルターを通って形になっているものかと思う。
でも上出さんの文章を読むと、フィルターがすごく効果的というか、逆にないと、私はただ文字を追うだけであれこれ考えることがなかったんじゃないかと。
あと、普通は食べ物の本ていいなーたべてみたいなとか作ってみよかなとかいう気持ちをかき立てるものやけど、この本ではそんな気には全くならない。何がゾクゾクするって、上出さんが相手と同じものを食べるとき、特に未知だったり食べたらあかんやろ的な物を口にする瞬間。なんかわからんけど、、ありがとうって心の中で言ってる。 -
番組のことは知らないけど、この本を読めて感激しています。
自分は恵まれた環境で暮らせているのだなぁ、と実感してしまいました。 -
さいこ
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ドキュメンタリーとかニュースとかで貧困とか取り上げてもなんか偽善的で、、、かわいそうな人てなっちゃう。
でとこれは食、という観点だからこその胡散臭さがなくて、相手をジャンルでみるんじゃなくて人としてみてる、だから本当に面白い。
旅したい。 -
めちゃくちゃ面白かった。現実とは思えない世界があるもんだな、と世界の広さと闇を知った。写真は少なめだけど、十分に情景が伝わってくる文章力もすごい。番組も観てみたいな。
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やばおもろい 番組よりも実体験感がつよい
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まるで、映像を見ているかのような本。
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わ、イノマーさんの命日に読了。