江藤新平と明治維新

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022560278

感想・レビュー・書評

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  • 江藤新平ファン必読の一冊。内容量の豊富さもさることながら、筆者の江藤新平愛が感じられて非常に癒された~。というのも筆者は江藤新平の血縁者で、江藤新平は大伯父にあたる人らしい。
    さらに驚きなのが、筆者は一介の主婦の身でありながら趣味で物書きを始め、歴史学者でもないにも関わらずこのようなりっぱな作品を書き上げたことだ。すごい執念と努力。
    余談から初めてしまって失礼。
    今まで江藤新平関係の書物は色々と読んだけれど、本作は一番、江藤新平の内面(育ってきた環境、それにともない培われた性格など)にクローズアップされている点では他の作品を凌駕する面白さがある。
    彼の性格、人民に寄り添う優しさ、悪を糾弾する正義の心、政治的先見性、それに反するかのような人付き合い上の鈍感さwwなど、
    江藤新平がなぜ逆賊になってしまったのか、彼の素性、性格を考慮したうえで考察を加えており、今まで読んだ本のなかでいちばん「しっくりくる」というか、納得させられる作品だった。とてもすてきな本なので、もっと多くの人に読んでもらいたい。

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