チューリップ・ガーデンを夢みて

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022563842

感想・レビュー・書評

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  • ○2008/12/17 
    あぁぁ上手い。久し振りに読んだからか、もう楽しくて楽しくて仕方なかった。フランス語の1、2、3、みたいなアンドウトワ(安藤永遠)と、アルマジロみたいな動物の名前と同じセンザンコウ(千三考)と、カンガルーと、average(平均)って意味か、アベレイジ(亜辺零児)のお話。この時点ですげー!と思った。
    帯にも書いてある通りカンガルーの体を借りた宇宙人がやってくるわけなんだけども…カンガルーが可愛すぎた。というか全体的にみんなお茶目というか可愛い。嫌味もない。
    また細かいというか小さいというか言葉の端々で笑わせてくれるし。その言葉の選び方もまた違和感がないし。新井さんの本、読みたいけど全部読み終わりたくねー!という葛藤がものすごい。またか。
    以下コウさんの台詞より。
    ”今の時代って科学が発達し過ぎてるなんて言われてるけど、ほんとはまだ原始時代だよね。本当に科学が発達した時代だったら、人類が抱えているいろんな問題なんてとっくに科学が解決してるはずだもんね。”
    アホらしくてファンタジーな話のはずなのに、今回はこういう台詞といいラストといい、なんかじーんときた。

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