あほらし屋の鐘が鳴る

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 63
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022573056

感想・レビュー・書評

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  • 失楽園(渡辺淳一の)を代わりに読んで下さった著者に胸熱。読みたくないもんなあ…失楽園。おもしろいです。

  • 「あほらし屋の鐘が鳴る」という、大阪の超ネイティブしか使わない、古ーいはやり言葉にひかれて読んだのですが、著者の 斎藤 美奈子さんは全然関西系の人でもなく、タイトルと内容(多岐に渡るエッセイだが)は無関係。
     でも、この人はフェミニズムの論客らしく、ユーモアとアイロニーにあふれた好感のもてる文章でした。
     現時点で内容はかなり古いんだが、それは仕方ない。

  • 爆笑。
    少しネタは古いですが切り口の鮮度はまったく落ちてません。
    物事は見方を一つ変えるだけで、どんなに詰まらないことでも愉快になることを教えてくれます。

  •  『物は言いよう』の著者の本をとにかく読みたいと思って、手に取った。これはまさにエッセーって感じだから、カテゴリ、どうしよう…。
    <Br><Br> 面白おかしく、そしてやんわりと、皮肉を利かせていろんな事柄を語っている。<br>が、やっぱ時事ねたが多いので、まぁ、少し話題についていきづらい点はあり。そりゃしょうがないわさ。<Br><Br>やんわりしているので、私もやんわりと、あぁ、世の中ばかばっか、と笑っていられるのです。<br>精神衛生上、このくらいの勢いのほうが良いかもしんない。笑。<Br><Br>が、今は憤りたいので、ちょっと物足りなかったかも。

  • あぁあ、ゆってしまったねええ。暮らしの手帖は墓標だって、スーパーエディター花森安治亡き後は、もう残された編集者たちが主の意志を全うするだけの忠臣蔵だって、はっきりゆってしまったねええ。小学校の頃から暮らしの手帖育ちのあたしには辛い事実ですが、しょうがありません。もはや花森さんがご存命の頃の反骨精神、時代への警鐘といった役割は果たすべくもありません。その通りだと思います。雑誌レビューだけでなく、文学賞、もののけ姫なども取り上げ、切って捨てる、あいかーらず快刀乱麻の美奈子さんなのだった。初出は主にpink、uno!などのコラムで、いまいち一つ一つの分量が物足りないというか突っ込みが足りないか。切って捨てるばかりでなく「今月のおすすめ」というブックレビューがあり、趣味が合いそうなのでこれから参考にさせてもらいます。タイトルの「あほらし屋…」云々という言い回しは、上方の友人からきいたそうだけど、こういう言い方って本当にするんでしょうか、関西の方?

  • 渡辺淳一評が面白かった

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著者プロフィール

1956年新潟市生まれ。文芸評論家。1994年『妊娠小説』(筑摩書房)でデビュー。2002年『文章読本さん江』(筑摩書房)で小林秀雄賞。他の著書に『紅一点論』『趣味は読書。』『モダンガール論』『本の本』『学校が教えないほんとうの政治の話』『日本の同時代小説』『中古典のすすめ』等多数。

「2020年 『忖度しません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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