- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022579423
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
初の民間学校長として、杉並区立和田中学校に赴任してから、ほぼ1年半にわたって朝日新聞等への週に一度の投稿の内容を加筆訂正してまとめた本。
この本が面白いのは、民間学校長として赴任して改革をいろいろとしながても、現場の生活指導の大切さに気がついたり、現場がどのような仕組みで動いているかを知ることによって、現場の論理がわかっていくところ。
もちろん改革への熱意、実施の成果についての評価もあるが、なにげに教育現場も悪くないぞとか、よく頑張っているなとか、企業とは異なる場所であることに気が付いて行くところがおもしろい。
教育現場はベールに包まれているが、一般の民間人かみると驚くべく専門職の世界だったという落ちだろうか。 -
学校というシステムがわかる。読んでスッキリ
-
著者は杉並区で都内初の民間人中学校長になった人。
藤原さんの謳ういい学校=「そこに集う先生や地域の大人たちがなにより『子供たちの未来を拓く』ことに関心を寄せている学校」
まずここに共感!!読んでいても、著者が父親のような視点で生徒のため何をすべきか考え、実践していることがよくわかります。
民間企業出身だからこそ見える現場の問題点「前例主義」もとても参考に。何よりも子どものことを第一に考え、戦える気力を持つ必要性を感じました。無駄のない職員会議とかすぐにでも全国で実践して欲しいな〜。
とても読みやすくかつ勉強になるのでおすすめです◎