地域からの世界史 11

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022585066

作品紹介・あらすじ

正義と自由への夢想を生きたロシア人とその「帝国」の光陰。

感想・レビュー・書評

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  • ロシア、ソ連の歴史を淡々と説明。ロシア、ソ連の歴史を網羅的にざっくりと把握するためには適した書籍。

  • (2016.08.03読了)(2016.07.25借入)
    トルストイの『戦争と平和』を読みながらロシアの歴史に関する本をいくつか読んできました。五冊目になりました。
    ロシアの通史で、170頁ほどなので、手軽に読めると思って図書館から借りてきました。
    スキタイ人辺りから説き起こして、ソ連の崩壊まで述べているので、ロシアの歴史を一通り知るのにはよさそうです。
    ただ、歴史の教科書と同様、事実が並べられているだけなので、読み物として面白いというわけにはいかないようです。
    ロシアとトルコは、何度も領土争いをしているので、いまだに仲が悪いんですね。

    【目次】
    はじめに
    ルーシの国ができるまで 紀元前‐九世紀
    キーエフ・ルーシとキリスト教 十‐十二世紀
    モンゴル帝国の支配 十三‐十四世紀
    モスクワ大公国の興隆 十五‐十六世紀前半
    イヴァン雷帝 十六世紀後半
    偽帝と動乱の時代 十七世紀(1)
    ウクライナ併合と西欧化 十七世紀(2)
    ピョートルの革命 十八世紀(1)
    宮廷クーデタと寵臣政治 十八世紀(2)
    エカチェリーナ二世の啓蒙専制政治 十八世紀(3)
    不徹底な改革と流産した反乱 十九世紀(1)
    大改革 十九世紀(2)
    専制の勝利 十九世紀(3)
    日露戦争と1905年革命 二十世紀(1)
    世界戦争とロシア革命 二十世紀(2)
    国家社会主義の成立 二十世紀(3)
    スターリン批判と体制の成熟 二十世紀(4)
    ペレストロイカ-再生への身悶え 二十世紀(5)
    年表
    文献案内
    索引

    ●カザーク(52頁)
    トルコ語でカザークといえば、「自由な民」という意味であり、これがカザークの語源である。
    ●トルコ戦争(90頁)
    対外政策において、エカチェリーナはロシア帝国の拡大に向けて積極策をとり、ナショナルな願望に答えようとした。南部国境の拡大の面では、1768年からの第一次トルコ戦争の結果、1774年のクチュク・カイナルジ条約で、ドニエプル、南ブグ川の河口、ケルチ地峡を獲得し、1783年にはクリミア・ハン国を併合した。さらに1787年からの第二次トルコ戦争の結果、1791年の講和で南ブグ・ドニエストル川の間の地を獲得した。こうしてロシアはクリミア半島を含め、黒海の北岸を完全に自らのものにしたのである。

    ☆関連図書(既読)
    「図説ロシアの歴史」栗生沢猛夫著、河出書房新社、2010.05.30
    「ロシアについて」司馬遼太郎著、文春文庫、1989.06.10
    「女帝のロシア」小野理子著、岩波新書、1994.02.21
    「ロシアその歴史と心」藤沼貴著、第三文明社、1995.12.25
    (2016年8月3日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    正義と自由への夢想を生きたロシア人とその「帝国」の光陰。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授。1938年生まれ。東京大学文学部卒業。著書『金日成と満州抗日戦争』(平凡社)、『朝鮮戦争全史』『日露戦争 起源と開戦(上・下)』『北朝鮮現代史』『平和国家の誕生』『韓国併合110年後の真実』(岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか』(彩流社)、『スターリン批判1953~56年』(作品社)、『アジア女性基金と慰安婦問題』(明石書店)、『米朝戦争をふせぐ』『安倍首相は拉致問題を解決できない』『慰安婦問題の解決に何が必要か』(青灯社)ほか。

「2022年 『日朝交渉30年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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