官僚社会主義日本を食い物にする自己増殖システム (朝日選書 716)
- 朝日新聞出版 (2002年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022598165
作品紹介・あらすじ
なぜ日本は変われないのか-それは過去の「改革」が、「特殊法人」「天下り」「役人の行動倫理」など、問題の原因ではなく結果、深層ではなく表層ばかりに焦点をあててきたからだ。真の改革のためには、日本の政治・経済のあらゆる過程に根を張り、行革をも奇貨として膨張を続ける「官の支配システム」に目を向けなければならない-ベストセラー『公益法人』の著者が、「史上もっとも成功した社会主義国」日本の病根に迫る。
感想・レビュー・書評
-
社会組織学のレポートで使用予定。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で借りた。
40年以上も前から改革が叫ばれているのに何故、役所のあり方が変わらないのかを実例を挙げて説明し、筆者はどのように改革すべきかを提案している。
実例で色々な組織が複雑に絡みすぎていて内容をよく理解できなかった。これだけ複雑なことをやれば簡単にチェックできなくなることは善く理解できた。
国会で決めた事を行うのが各省庁であるはずなのに、各省庁が盛んに権限を拡大するような法律を提出しているのが異常だと思った。もっと法案や組織の仕組みは単純にならないのだろうかと思う。 -
法案はわざと粗く書き上げる/ディテールは政令もしくは省令で定めることにする/さらに細部は通達で補う 法律をみると、この政令で定めるという下りが要所に必ず登場する
-
読み止し本。評価はまたいつか読んだときにします。