改革の不条理 日本の組織ではなぜ改悪がはびこるのか (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022619273

感想・レビュー・書評

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  • 文庫版のあとがきは、哲学的な展開を加えているので、より「経営学」的になっている。この「経営学」的なより詳細な論説を期待する。

  • 日本の組織において、改革が何故失敗するか。
    筆者は、合理的選択制度論に基づき①取引コスト論、②PA論(プリンシパルーエージェント理論)、③所有権論、④行動経済額理論(プロスペクト論)に基づき分析する。

    日本ではいわゆる「場の空気」の決定を取引コストの高さにより、結果的に改革を推進するのではなく隠蔽工作、先延ばしなどの長期的に不利益な組織行動を取らせてしまう。

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著者プロフィール

慶應義塾大学教授

「2016年 『組織の経済学入門〔改訂版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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