- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022619600
感想・レビュー・書評
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「日本スゴイ」系の番組に警鐘を鳴らすのは、同感。
本書はそういった潮流が戦争時代に始まっていた、ということを様々な図書を引用してネチネチと説明している。
最初は、「ふーん、そうだったんだ」と思っていたが、おんなじパターンがずーっと続くので、かなり食傷気味に。
3/1くらいでお腹いっぱいになりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ここまで露骨だったのか
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戦時下における「日本スゴイ」。
2016/06/30刊(青弓社)の文庫化。 -
まるでカルト宗教な熱狂ぶりに背筋が凍るよ!70年100年前とは思えない寒々しさ。中身はあまり変わっていないんですね、この国は。みんなどうしてそんなに服従するんだろう?させたいのは分かるとして、なんで従いたいのがさっぱりわからないです。
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2019年3月読了。
青弓社版の単行本も読んだので再読にあたる。
「歴史は繰り返す」、あるいは「人間は自分たちが思っている程には進歩しない」ということの身近な例として読んだ。
戦局がジリ貧になっていく過程で語られる声高な「日本スゴイ」系の物言い、最近の身近な所にも数多く存在する言説には注意し過ぎと言われても尚注意しておきたい。
怖いのは「日本人の勤労観」みたいな押し付け(第4章)。
ブラック企業さながらの労働搾取、この手の読み物を読むと本当に歎息せざるを得ない。
文体も軽く、決してお説教臭いことを言わない著者なので、気楽に読める一冊。「普通の日本人」や「右でも左あない」、「自分の生まれた国が好きで何が悪い」とお嘆きの紳士淑女の皆様に、是非ご一読いただきたい。
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単行本で既読。
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日本スゴイ系の番組の気持ち悪さを代弁してくれてスッキリした。
引き続き、日本スゴイ系番組についての次回作に期待。