朱温 上 (朝日文庫 じ 8-1)

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  • 朝日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022645197

感想・レビュー・書評

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  • 仁木氏が中国の歴史小説を書く以上は、ユニークな人物像を描いたり、陰で神仙思想活躍したりといった、何らかの個性を期待していたのですが、今のところ出来事を表面的になぞっている印象が強い。
    この時代の中国に対する知識が無いために史実に忠実なのかもよく分からず、また似たような名前が多いのに加え、誰もがすぐに寝返るので敵味方の区別もつかない。
    とにかくこの作品中では全く他人を信用できない事だけはよく分かった。

  • 五代十国の小説なんて珍しい!仁木先生に感謝!

  • 唐滅亡の梁の朱全忠(朱温)が主人公でどう描くのか?嫉妬深く側室の子を殺す「お江」でも大河ドラマになるくらいだから、朱全忠でも脚本次第かと興味で読んだが・・・。久々に最後まで読むのがきつい本だった。人物像を掘り下げるでもなく、悪に徹するでもなく。

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著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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