ソロキャン! (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 701
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022650566

作品紹介・あらすじ

ステーキ、カレー、アヒージョ、ポトフ、ローストビーフ……ひとりで楽しむ絶品料理にお酒、そして何より焚き火が与えてくれる最高の癒し時間!『居酒屋ぼったくり』『ひとり旅日和』の著者によるソロキャンプの楽しみ方仕事のストレスが日々溜まっていく千晶。子供の頃から頻繁にキャンプを楽しんできたが、近年はめっきり足が遠のいていた。ストレス解消と癒しを求めて久々にキャンプを始めることにしたが……。絶品料理とひとりの時間を存分に楽しむ、本格ソロキャンプ小説。【目次】第一話 そのはじまり第二話 まずは日帰りで第三話 取り戻した楽しみ第四話 やぶれかぶれキャンプ第五話 焚き火呑みの夜

感想・レビュー・書評

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  • 秋川滝美さん3冊目。アラサーの千晶が主人公。普段は新人の指導もしながら仕事に奮闘。理解ある上司やほのぼのしたご両親が良い感じだった。学生時代に慣れ親しんだキャンプを、流行りのソロキャンプで再び行うように。キャンプ慣れしている千晶だからこそ、色々な工夫をしつつ、ソロキャンを満喫していた。焚き火が落ち着くという。自分の都合で出かけ、自分の食べたい食材を持って自分のペースで過ごせるソロキャンは、最高の気分転換になるのだろうなと思った。秋川さんの小説は、旅とかキャンプとか、非日常に身を置くわくわくした感じが味わえ、読んでいてとても心地よい。今回も気づいたら読了していた。

  • 秋川滝美さんの作品は2作目。読みやすいし、文体が私には合っているのか、すぅ~っと読めました。日常系の小説で、ハラハラドキドキみたいな感じはないのですが、ほっこり癒されます。ソロキャンプも楽しそうだし、どこかで一人の時間を過ごすのもいいなぁと思えるお話です。日頃の仕事でストレスを抱えている人にオススメです。仕事を忘れてリフレッシュできる趣味を見つけたくなりました。


  • 突然ですが、今年のぼくの目標は「ソロでキャンプすること」になりました。

    職場の先輩や後輩、足繁く通うカフェのマスター、毎朝すれ違うご近所さんに、お客さんなど…親しい人はいても大人になると「友達」って、なかなか簡単にできる者ではないですよね。日々ストレスが溜まる社会。

    「これ、明日までにまとめておいて。よろしく。」

    という言葉を残し、残業に勤しむぼくを横目に、定時退社する上司。なんと腹立たしい。このストレスを発散するには友達と遊ぶに限る。けど、やはり社会人。なかなか予定も合わない。そんなとき、登場するのが「ソロ活」である。本作はキャンプの魅力を全身全霊を込めて教えてくれます。

    都会の喧騒を逃れ、自然に触れるも良し!
    人の目のない空間で一人の時間を楽しむも良し!
    少し贅沢してお高めのお肉を頬張るも良し!
    焚き火を見ながら、「あ〜酒うめぇ〜」と浸るも良し!

    キャンプの魅力がふんだんに詰まっています。

    小説を読んで、心動かされることはあっても、実際に行動に移したくなる作品って、そこまで多くはないように思いますが、本作は心が動き、行動にうつさせるだけの魔力があります。

    ぼくなんて小学生以来、キャンプなんてしていないし、「疲れそうじゃん。わざわざキャンプしなくても」って思っていたこともあります。(本作を読むまでは)

    けど、読み進めるうちに、「うわっ早くキャンプしてぇ」って思わされてしまいました。すでにキャンパーの人、まだやったことない人。どんな方に向けてもお勧めできる作品です。

  • キャンプには興味がない・・のか?子どもの頃、参加した記憶はある。飯盒炊さんが楽しかった思い出も。大人になってからはキャンプはおろか、BBQも数えるほどしかやってないかも。そんな私が秋川さんの本というだけで興味を持った。
    読んでいると、キャンプっていいじゃんって思えてくる。VIVA、秋川さん。

    主人公はOLの千晶。鬱屈した?毎日を払拭するために、10年ぶりにキャンプを再会することに。ギアの選定とか細かくて、こちらもやってみたくなる。
    アースオーブン、初めて知った!自分でも試してみたいな・・

  • 推しの趣味の1つがソロキャンプなので、タイトルに惹かれ読み始めました。推しも準備からこんな風に楽しんでいるのかなぁ、焚き火の魅力ってすごいなぁ、推しもこの物語の主人公のように、お仕事で辛い事があった時も焚き火に癒されているのかなぁ、と想像しながら読みました。色々なキャンプをする中、最後のキャンプのお話には、とある女の子の明るく柔らかい未来を感じました。そしてもっとソロキャンプを見守りたいので、そっと続編希望です。

  • 平日の仕事と、週末のソロキャン。
    トラブルがなくとも、仕事のストレスはある。
    週末を楽しみに平日頑張る、主人公がすてきだなと思いました。
    焚き火で癒される…いいな。

  • キャンプの楽しさが伝わってこない。
    主人公のウンチク説明が鼻に付く。
    言い訳がましい状況説明もイライラする。
    キャンプに行くのが、楽しいからと言いながら、仕事で困った人や嫌な人がいるから、焚き火をして発散するという展開で、そのためにわざわざ嫌な人を登場させている感じがして、読んでいていやな気持になる。
    小説ではなくて、ソロキャンプのノウハウ本のつもりなのか。どちらにしても、読んでいて楽しくない本だった。

  • 読むとたちまちキャンプに行きたくなる、『居酒屋ぼったくり』の著者による、キャンプ小説❗

    キャンプをしたことがない人でも、安心して読むことが出来る、初心者向けの一冊。

    グルメ小説には定評のある著者なので、美味しそうな料理も魅力の作品です❗

  • バーベキューをしたくなる小説!

    主人公の千晶と同じで、私もキャンプに行くと焚き火の火を眺めながら読書をしたり、カレーを作ったり、薪を焚べたりするのが大好きです!
    焚き火は間違いなく日常的なストレスなどの負のモノを浄化してくれる作用があるかと思います。

    更に、キャンプで食べる食べ物は何故あんなに美味いのか?
    明確明瞭な説明は出来ませんが、キャンプに行ったことのある人ならわかる筈です。

    本書はそんなかつてのキャンパーにキャンプの楽しさを思い出させてくれる一冊です!


    主人公の千晶はスーパーの開発部門で働いているが、特定の上司からの嫌がらせや後輩のミスなどで疲れていた。
    そんな中、課長の鷹野から、リフレッシュの方法として、かつての趣味のキャンプを勧められる・・・



    ある意味、キャンプの解説本です!
    キャンプ好きな人、キャンプに興味がある人はぜひお読み下さい♪

  • 話よりも登場するアイテムたちに惹かれた。
    全くキャンプをしたことがなかったけれど、これから趣味の一つになりそう。そういう意味では☆☆☆☆☆でもいいかも。

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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