M&A時代の企業防衛術 (朝日新書 66)

著者 :
  • 朝日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022731661

作品紹介・あらすじ

あなたの会社は、ほんとうに大丈夫か。大M&A(企業合併・買収)時代に、日本の経営者、従業員、株主の覚悟を問う。敵対的買収が当たり前の欧米と、M&Aに縁のなかった日本。守るも攻めるも、M&Aの戦術・秘策を知り尽くす著者が、渾身のアドバイスと警告を、日本に発した。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    M&Aの文字が新聞に載らない日がなく、いまや「対岸の火事」ではない企業買収。
    いったい、どんな会社が危ないのか。
    欧米のM&Aに精通し、仕掛ける側のコンサルタント会社経営の著者が、日本企業の防衛策の甘さを痛烈に指摘し、いま取り入れるべき方策の数々を徹底指南する。
    経営者だけでなく、社員や株主ができるM&A対策にも、新たに言及。
    サッポロビールやブルドックソース、北越製紙など具体例も豊富に紹介し、処方箋を提言する。

    [ 目次 ]
    第1章 狙われる企業の非効率、不透明経営
    第2章 実践的企業防衛術
    第3章 現代の暖簾わけMBOの勧め
    第4章 真に役立つMBOとは
    第5章 経営者が変わる、経営を再構築する
    第6章 企業防衛は、新しい日本的経営モデルで

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 勉強の週末、最後に読んだ本は「M&A時代の企業防衛術」。

    これは、難しかったなぁ。。。^^;
    「ポイズンピル」とか「ホワイトナイト」とか、一般的な言葉は知ってたけど状況見合いでの使い方やLBOなんかの敵対的・友好的の判断基準については知らなかった。
    でも、社会人としては少しは上の人たちの話にもついていけた方がいいし、知識としては持っとくべきかな、なんて思います。

    株やってる人とか、読んでて興味引かれるかも。
    俺もやってはいますが、日経平均が15000円を割れてから(すでにいつだか覚えてない…、去年の夏はまだ景気良くて、儲け話もしてたのになぁ。。。)すぐに「こりゃこの国しばらく先ねーな」って手引いて、そしたらどんどん日経平均も下がってって(この時の俺の「売り」判断は今でも素晴らしかったと思う!!!)、で、キザシが見えないんで最近あんま手ぇつけてないです。ごぶさたでした。

    とか言いながら、ちゃっかり買ってる自分の銘柄(業界のスタンスを追う為だけに手に入れてる銘柄)が最近下方修正出したの知ってたから「あーぁきっとめっちゃ下がってるんだろな」って思ってたのに、今日見たらなんか上がってるし。証券会社の格付け判断も評価上がってるし。良かったは良かったけど、自分の予想と違うと気持ち悪いです。「予想できない=回避できない」ってわけで今回みたいないい結果は次は続かないだろうから、このまま続けるのは危険だと思うけど、拾ったもんとしてもう少し持ってみようかな、なんて。←きっとこうやってまた損するんだ。やれやれだぜ。笑

    経験値を積むなら失うもののない早いうちに。
    と思って始めた株ですが、いつまで経っても振り回されてます。笑
    ま、そうやって怖さを知ったりしながら少しずつ慣れていくもんかもしれないすね。

    で、そんな感じで相場も追ってりゃアナリストの分析目にしたりもするけど、その理由付けについて、こういう本に書いてあること、例えば「現金めっちゃ持ってる会社は狙われる(現金還元したらその分今の値段よか実際は安く手に入るから)」がいろいろ絡んでくるんだろうな、と思いながら読んでました。
    次に分析レポート読むときには少しはわかるようになってるかな。。。

    とりあえず俺は「よくもわるくも話題に上った銘柄はおいしい」「いい株主優待がついてくる銘柄(特に1人暮らしなんですかいらーくとかレックスとか飲食店系)が株式非公開にするのは自分にとってはおいしくない」くらいにしか考えてませんでしたけど、経営する立場になったらいろんな判断があるんでしょーね。

    まだ、会社経営する立場にいないし、そういう波にもまれながらいろんな技使ってくおもしろさみたいのは想像もつかないけど、自分を防衛する為の考え方については現場でも活かせるとこあるなと思えたんで、少し活用してみようかと思います。

    社会とお金については、あいかーらずまだまだわからないことだらけです。
    誰か教えて下さい。

  • 専門用語の十全な説明がされないまま進んでいく割には平凡なことしか言っていないから、M&Aのリサーチをしたことある人は読まなくてもいいし、したことない人は要点を掴みづらいし得るものが少ないと思う。

  • 前半部分は三角合併が解禁されてからのM&A状況を解説しているが、後半部分は筆者が何を言いたいのか、まったく分からなくなるほどまとまりに欠けている。さらに、その論自体も明らかに首をひねる場所も多い。

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著者プロフィール

企業アドバイザー。(株)フレイムワーク・マネジメント代表。1957年生まれ。島根県松江市出身。一橋大学、スタンフォード大学ビジネススクール卒。都銀、外銀で20年勤務、外資IT系VC企業の日本代表も務め、2001年に独立。経営戦略(M&Aを含む)、人財や新規事業開発、海外進出等を助言。銀行関係では『地銀・信金 ダブル消滅』『地方銀行消滅』(共に朝日新書)、『2025年の銀行員』(光文社新書)、『誰も書けなかった「銀行消滅」の地図帳』(宝島社新書)、企業買収では『M&A世界最終戦争』(幻冬舎新書)、『敵対的買収を生き抜く』(文春新書)などの著書がある。

「2020年 『銀行トリプル大崩壊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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