公務員クビ!論 (朝日新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022731968

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  • 著者は、一種国家公務員から、地方公務員を経て、現在では公立大学准教授という筋金入りの公務員。だから言っていることがアマイ、アマイ。「公務員といえども将来は安泰でない」という主張など、今や当然、全く目新しくなどない。法的論拠を持って、「将来といわず、すぐにでも赤字自治体の公務員のボーナスや給料はカットすべきだろう」などと主張してくれないと、読むだけ無駄な本といわざるを得ない。「官民一致」や「公務は効率とは馴染まない」などという主張は、全くピンとはずれ。

著者プロフィール

神戸学院大学現代社会学部教授。1964年、奈良県大和郡山市生まれ。同志社大学文学部英文科卒業、The School of Public Polich, The University of Michigan 修了(公共政策修士)、新潟大学大学院現代社会文化研究科(博士後期課程)修了(経済学博士)。大和郡山市役所勤務ののち、旧労働省入省(国家公務員Ⅰ種試験行政職)。厚生省生活衛生局指導課課長補佐(法令担当)、新潟県総合政策部情報政策課長、厚生省大臣官房国際課課長補佐(ILO条約担当)を経て、2004年公募により兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科助教授、その後教授。2014年より現職。2007年官房長官主催の「官民人材交流センターの制度設計に関する懇談会」委員、2008年からは国家公務員制度改革推進本部顧問会議ワーキンググループ委員を務める。主な著書に、『天下りの研究』『公務員バッシングの研究』(明石書店)、『政治主導はなぜ失敗するのか?』(光文社新書)、『間違いだらけの公務員制度改革』(日本経済新聞社)、『財務省支配の裏側』(朝日選書)など多数。

「2018年 『没落するキャリア官僚 エリート性の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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