- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022734730
作品紹介・あらすじ
年収100万円アップするなら、夫の給料増より妻が稼ぐほうが最大47万円もお得!消費税増税は、確実に家計を圧迫します。負担増をどう乗り越えたらよいのか?その重要なカギが「共働き」にあるのです。税制上優遇されている仕組みを賢く生かして不安を解消し、豊かな家計をつくりましょう。
感想・レビュー・書評
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勉強になりました。人生の節目節目で読み返したい。社会保障制度はどんどん変わるから、勉強しないと。
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二人で時代を生き抜く の新書版。それほど変ってない。
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共働きで生活することを予定している人だけではなく、結婚・出産を控え仕事を辞めようとしている女性、辞めさせようとしてる男性は一度読むべきかと。
私自身近々出産&共働き&マンション購入を計画していたので参考になりました。 -
当たった
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夫婦共働きの方が税制上有利だということがよくわかりました。それがいいのかどうかは別ですが、税制が現状のままなら考えることが多くなりますね。
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ファイナンシャルプランナー・花輪陽子さんと大和総研の是枝俊悟氏による共著。
日本経済の実際データと今後の対策法を知ろうと読んでみました。
相変わらず先行き不透明な経済の上にたまりきった国債、この調整のために、消費税の増税が予定されています。
そうなると、さらに国民の生活が圧迫されることは必至。
どのようにそのピンチを越えていくべきかが語られています。
誰もが考えるのが「節約」ですが、増税分減る家計を節約だけで補うと、世帯収支の帳尻は合っても、日本全体では企業の売上が減り、雇用者の給料低下やリストラが行われ、結局自分たちに影響が降りかかってくるため、最善策とは言えません。
今まででも十分切り詰めてきたし、これ以上節約できない、という人もいるでしょう。
また、仕事をする上では、対人用に上質のスーツを着たり、ビジネスランチ参加、ビジネス書購読などと、支出も自己投資的な要素が強いため、今後につながるツールとして簡単には減らせないものです。
この本では、夫の収入に妻の収入を加えることで、かなり問題改善につながると説いています。
同じ人物が大きな昇給を当て込んで目指すよりも、2人が稼ぐ方が実際的で、税金の控除率も高いのです。
政府も労働力低下に歯止めをかけるために女性就業率を高めることを目標に掲げており、雇用先を見つけることは難しくても、どんな勤務体系にせよ、働きに出ることは夫婦の家計の安定につながるということです。
それでも、産休や子育て中の女性が数年後に社会復帰する難しさはまだまだ変わりません。
雇用主の理解が必要であり、夫婦だけの対策では補いきれないと感じました。
通勤に往復2時間かかる人は、1年で20日間も通勤に費やすという計算を見て、そこまで多いとは知らずにぎょっとしました。
また、少し前の主流だった生命保険と医療保険が一緒になっていたパッケージ商品は、コストが高く無駄も多いということも知りました。
自分はまさにその種の保険に入っているため、ちかぢか、見直してみなくてはと思います。
銀行口座は、生活費用・自分の支払い用・貯蓄用と、3つの用途に分けて持つと便利で、さらに貯蓄用を、老後資金用と特別支出用の2つに分けるとよいとのアドバイスがありました。
これまで、特に注意を払って分別したことはありませんでしたが、整理して不測時の支出などに備えたいものです。
花輪さんの文章は読みやすく、近日中にさらにもう一冊新刊が出るとのことなので、そちらも読んでみたいと思います。