Journalism (ジャーナリズム) 2020年 11月号

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022811455

作品紹介・あらすじ

【特集「メディアと信頼」】
 (座談会「信頼回復へのヒント」)権力構造に変化、取材手法見直し不可欠/可視化意識を、「だれのため」に立ち返れ(魚住昭・フリージャーナリスト、望月衣塑子・東京新聞社会部記者、南彰・朝日新聞政治部記者)▽(インタビュー「文春編集局長が語る「信頼とは」)スクープがもたらす正のスパイラル/親しくなっても書く覚悟(新谷学・文藝春秋執行役員、週刊文春編集局長)▽迫られる経営基盤の変化への対応/「スマートシュリンク」も選択肢に(曽我部真裕・京都大学法学部・法学研究科教授)▽首相交代劇で報道の劣化浮き彫りに/テレビは今を追うだけのメディアか(金平茂紀・TBS「報道特集」キャスター、早稲田大学大学院客員教授)▽「マスメディア共同体」を見直し/Trust Me から Show Meへ(瀬川至朗・早稲田大学政治経済学術院教授、ジャーナリズム大学院プログラム・マネージャー)▽崖っぷちのメディアの信頼/取材過程開示と「権力監視」に立ち返れ(高田昌幸・東京都市大学メディア情報学部教授)▽反論したり煩悶したりしていい/私は記者の言い分を読みたい(プチ鹿島・時事芸人)▽読者・視聴者を「サポーター」に/悩みや困難共有し、信頼につなぐ(小川明子・名古屋大学准教授)▽BLMが映す米メディアの危機/編集の多様性が信頼へのカギ(城俊雄・朝日新聞社デジタル兼国際担当補佐)▽メディア不信の若者たち/記者が姿見せ、信頼獲得を(石堂彰彦・大学非常勤講師)▽「表裏一体」の賭け麻雀とセクハラ/「ボーイズクラブ」解体を(林美子・ジャーナリスト)▽メディアを市民社会の道具に/対話型授業から考えるジャーナリズム(畑仲哲雄・龍谷大学社会学部教授)▽「権力との距離」を考える㊤/元記者規範幹事がみた「賭け麻雀」(津山昭英・朝日新聞社顧問)

【特ダネの記憶/片山隼君事故】
両親、記事で支え、不起訴撤回/検察「捜査誤り」認め、異例の謝罪(江刺正嘉・毎日新聞記者)

【連載記者講座 生活ジャーナリズムの実践-㊤】
 暮らしのなかにある複合的な課題/縦割り意識から抜け出して発信を(清川卓史・朝日新聞編集委員)

感想・レビュー・書評

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  • メディアは、読者に取材過程をオープンにしたり、読者に記事を書いてもらうなど、読者目線をもっと実践して信頼を回復しなきゃいけない。
    オフラインでもネットでも、読者との対話を通して社会の目でものを見ること。

    中学や高校ではマスコミを批判的に見る教育が行われているが、「なんでもマスコミの言うことは嘘」は思考停止。だが、マスコミの評価がそこまで落ちていることを報道人は自覚しないといけない。

    信頼される情報源として、読者の目線で権力を監視して、不祥事があればうやむやにせず、オープンにして説明することが必要。


    世論を作る権力があるからこそ、「被害島や社会的支援の必要な人のために記事を書く。」

    「悲しい話を、悲しかったで終わらせてはいけない。」

  • 最高!ほんとに面白く読んだ。以下雑感

    以前の記者は会見では当たり障り無く、個人行動時にネタをもらっていた。が、当然距離が近くなりすぎると取材担当者のほんとに困るところにはふみこめなくなる。もしくはそれをやってしまうと、距離を取られてしまい結果ネタが取れなくなる(という馴れ合い)
    会見が可視化された現在では会見で攻める東京新聞の望月記者のような人に注目が集まる

    週刊文春編集長カッコいい

    記者が権力者と呼ばれる人達にと食事などに行けるのは食い込むめるだけの力を持っていたから。ただそこで取り込まれて不都合なことが書けなくなるようだと良くない

    『メディアリテラシー』において『批判』することが主軸になるように「鵜呑みにしない」ことを目的化し「意図」を理解したうえで「批判的に読み解く」主体性が育つことはないような教育をしている。

    等々。

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