早慶MARCHに入れる中学・高校 親が知らない受験の新常識 (朝日新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022950451

感想・レビュー・書評

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  • 大学入試改革が大揺れのなか、子を持つ保護者にとっては「どれどれ読んでみよう」という欲求を起こさせるタイトルではないでしょうか。何とかしてこのランクの大学に我が子が進んでくれたら、と思う親御さんは多いことでしょう、そうしたマーケットのニーズをうまく汲み取った一冊であると思います(というかタイトルがうまい、というべきか)。
    内容はというと、早慶MARCHの付属校の紹介と中学受験、高校受験のどちらのルートで目指す付属校へ我が子を合格させるか、という点を近年の受験者動向もふまえながら解説されたものになっています。各付属校の特徴にも触れられており、本当にそれらの学校を目指すのであれば有益な情報が得られるのではないでしょうか。

  • 中高併設のところが高校入試を取りやめるといった動きもある中、今の学校事情を知りたいと購入。
    著者も話しているが、中高と両方の受験について書かれた本というのはあまり無く、視野を広く状況を把握するのに役立ったと思う。
    実際に中学受験で入学試験を受けるときに、身をもって体験した自分としては、終盤に出てくる『ジブンゴト』として捉えるというのは、確かに大事と思う。

  • 高校一年生を見ていると、高校入学組と中学入学組は学力的には競っているのですが、高2,3と大学入試が近づくにつれ、中学入学組が高校入学組を一気に突き放していく。それは、中学入学組が受験勉強の時に理科・社会の学習にうちこんだことがアドバンテージになるからです。私立の高校入試用の受験勉強をしてきた子たちは、英語・数学・国語の3科目にしか打ち込んでいない。この違いはかなり大きい。

    中学一年の途中から学力が失速し始める子どもたちの共通点は中学受験のときに親がべったり勉強面に付き添っていた子たち。

    中学受験でMARCH付属に合格出来るポテンシャルがあるのであれば、高校入試で早慶附属高校にトライしたほうが最終的な「トク」になる可能性が高い。

    最優秀層の女子には高校入試は選択肢が少ない。学力レベルが高い女子の場合は、高校入試にあまり良い選択肢が残っていない。

    中学受験勉強は子どもたちの「世界」を広げていく実にエキサイティングなものである。そして、その世界に身を置ける子どもたちは幸せだと私は考えるし、子を中学受験の道に導く保護者サイドも本気でそういう価値観を持たなければならない。そのような考えでこの中学受験を後押しすることができれば、長期間に渡る子の中学受験に寄り添う準備が出来たと言えるだろう。

    塾を辞めたいと口にするタイミングで、圧倒的に多いのは小学5年生の秋である。

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