教養としての投資入門 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022950871

作品紹介・あらすじ

本書は、投資をすることに躊躇していた人が抱えている不安や迷いを一気に吹きとばすほどの衝撃を与えるだろう。「自動投資」「楽しむ投資」「教養投資」の観点から、資産10億円を構築した筆者が、学術的な知見やデータに基づき、あなたに合った投資法を伝授。

感想・レビュー・書評

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  • やること、やりたいこと、やるべきこと、やった方がよいことを25個書き、そのうち5個以外を消す。ウォーレンバフェットが提唱した手法である。つまり行動を減らして集中することが大事。やることが多すぎると何一つ突出したことができない。時間はトレードオフである。

  • 誰かが云ってたが、資本主義は任意に選べるものではないので、いわゆる「主義」ではないのだそう。それでもミアン·サミ氏はごくポジティブな「資本主義者」だなと感じた。
    自分の子供や孫の世代は分散投資ではカバーしきれないリスク(資本主義そのものがぶっ壊れるような)に直面するのではないかと常々思っていて、そういう意味では教養投資のポートフォリオに「農耕、採集、火起こし」とかのサバイバル技術は入れておいた方が良いのかなと本気で考えていたりする。

    併せて読みたい
    「万能鑑定士Qの事件簿」
    「資本主義に出口はあるか」
    (管理通貨制度の危うさについて)
    「筋トレが最強のソリューションである」
    (スキルスタッキングについて示唆深い内容がある)

  • 勉強になった。何度も読み返したい。

  • 投資とは何かがわかる。投資を、自動投資と、楽しむ投資と、教養投資に分けて考える。人生のステージで投資の重要性は変わる。脳の癖も載っていて参考になった。

  • 2022年17冊目。296ページ、累計5111ページ。満足度★★★☆☆ 初心者向け、やはり私には不要の内容であった。これもAudibleにて

  • 手数料をいかに抑えるかが重要

  • 投資の基本。難しいけれど。

  • ●投資のコモディティ化
    ●β(自動投資) リスクが少なく、気軽に資産を増やすことができるため、すべての人が取り組むべき投資。
    α (楽しむ投資)長期的に行うことで、勝率を上げることができるボーナス的な面白さがある投資。
    λ(教養投資)生涯収入を行的にアップしてくれる可能性がある優れた投資。
    ●自動化しないとうまくいかない。①優先順位②投資金額③投資タイミング④銘柄買い付け。
    ●ポイントは、無知による納税が低い投資から上限いっぱいにしていく。余ったら次のレベルに行きます。
    ●iDeCo→NISA→損益通算できる
    ●el erianポートフォリオ。株式51%、債券17%、実物資産32%。例えば、株式(ニッセイ外国株式インデックスファンド)債権(eMAXIS slim先進国債券インデックス)実物資産(VAW ETFの1つで、バンガード・米国素材セクターETFと言う)
    ●時間お金や体力が限られている事は、誰もが頭では知っているにもかかわらず、それでも「やりたい事は全てやろう」と言う無謀な考えが湧き出てくることがあります。この考えがある以上、生産性の向上は見込めません。
    ●「決定疲れ」を回避する。回数が増えると、決定の質、意思決定能力が下がる。

  • 今年から株を始めてみたので、入門書として読んでみました。

    以下、粗いサマリー

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     本著では前提として物価は上がっていく、それに乗じて株価も上がっていくもの(日々の上下や暴落などは起こり得るが)なので、現金の絶対数値としての価値は下がると言っています。
    例えば100円の水は10年後110円、120円になった場合、商品(水)の視点からは通貨の価値が下がっている、というような話。
     なので金利がめちゃくちゃ低い普通預金に預けていては価値は下がるのみ。むしろ長期的な目線で価値が上がることが約束されている株式に回すべき、と筆者は言っています。

    株にも色々とタイプがあり(国内株、海外株、国債、不動産、金、プラチナなど)これらは四季のように相関的に波がある。
    なので分散投資が良い。
    波による売り買いは投資家に任せるべき(投資信託)

    分散投資のバランスにも型が複数あり、その特徴についても解説があります。

    iDeCo、NISAでも同様にバランスを取り分散投資。
    控除や税制の優待があるのでなるべくやった方がいい。

    単発買いはギャンブルなので、儲けるというよりは楽しむ(教養を身につける)目的でやりましょう。
    (株を買うと自然とその会社のことや、業界のことに興味が湧きますよね?)

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    ◆この本を読んだ後に実践してみたこと

     iDeCoはうちの会社は企業型拠出年金があったので、会社からの給付に自分の持ち出しをプラスして満額でやることにしました。
     ニーサは積み立てニーサを細々とやってたのですが、バランスを見直しこちらも満額まで増額。
     ついでに会社の持ち株を始めましたが、こちらはそこまで大きいリターンがあるわけではないので少額スタート。レートの良い貯金のイメージ。


     株の話は流動的なので、別の記事で初心者的記録を残していこうと思います。

  • 参考図書

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著者プロフィール

1980年、東京・品川で生まれる。両親はパキスタン人。国内のインターナショナルスクールで学んだ後、米国のデューク大学に入学。医療工学、電子工学を専攻、経済学を副専攻。在学中より株、FXなどに投資し資産運用も始める。大学卒業後、日興シティグループ証券に入社。その後、イギリス系のヘッジファンドに移籍。「金利のレラティブ・バリュー(裁定取引)」に特化し、最盛期には6000億円以上を運用した実績を持つ。

その後、起業の失敗と金融業界への復帰などの紆余曲折を経て、さまざまな投資とビジネスを通して資産10億円以上を構築。現在は、ブロックチェーンの後継技術として期待される「ヘデラ・ハッシュグラフ」を普及させる日韓法人の代表を務めている。また、「お金の科学者」として、オンラインコミュニティやリアルセミナーを通じて、まるでジムに通うように、誰も教えてくれなかったファイナンシャルリテラシーを向上させる「サミーのファイナンスジム」を主宰。小学生にもわかる解説を心がけるお金のセミナーはいつも大盛況で、子どもが参加することも多い。4男の父として家族を愛するよき夫、よきパパでもある。

「2019年 『お金の教育がすべて。7歳から投資マインドが身につく本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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