- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022952431
感想・レビュー・書評
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『感想』
〇台湾・アメリカ・日本としては現状維持が一番いいということか。でも中国はどうなのだろう。
〇力は持つと使いたくなる。それなのに現状維持で済むほど人間は欲がないのだろうか。
〇どちらにせよ最悪を想定して準備しておかなければということだ。それは戦争以前にその状態にならない体制の構築が大切だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国際法的な観点から台湾に対する日米の立場や、ほとんどの台湾人が望んでいるのは現状維持であること、なんとか戦争防止を考えて中国とのパイプを繋いでいるアメリカに比べて忖度しすぎ感や前のめり感のある日本の危うさなどはまさに正論。
しかし、例えば日本にとって中国が脅威なのは、ソ連という脅威がなくなって陸が南西諸島を言い始めたというよりも、実際に中国の軍事力が膨張する中で尖閣諸島をはじめ日本の主権を脅かすようになったということは事実なので、中国がさも日本にとって脅威でないかのような書きぶりは誤解を生むだろう。
正論過ぎて、こういった本を好んで手に取る軍事に関心がある層からすると「中国の代弁者」のようなレッテルを貼られてしまうのかもだが、中身が正論なのは重ねて記しておく。 -
湾岸戦争~イラク戦争の回顧録、という感じであり、これに「台湾有事」というタイトルを付けられても、「うーん?」と思ってしまう。
第5章とあとがきを目を通して、違和感があったら読まなくていい本だと思う。
丸善名古屋本店にて購入。