- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023312685
作品紹介・あらすじ
【社会科学/経済財政統計】ベストセラー『マンションは10年で買い替えなさい』の著者が人口減少・空き家時代を見据え、すべてを明かすマンション購入・売却戦略の決定版。日本最大のマンション売買データベースによる豊富なデータ&図解も満載。
感想・レビュー・書評
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非常にまともな不動産投資戦略本
2015年ころの戦略のまとめ:すでに土地を持っている人は、相続税対策としてマンションを建てる意味がある。それ以外は、自宅用でのみ新たに不動産を購入するメリットがあり、借金して不動産の購入するのは素人では不利。JREITなどは、資金調達コストが安いので、素人では太刀打ちできない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【由来】
・ダイヤモンド
【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】
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・自宅以外の不動産投資は儲からない
・不動産投資本のまやかし
・会社員をやめてはいけない -
マンション実態がわかり参考になる。
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日本最大の不動産ビッグデータに基づいた
人口減少・空き家時代のマンション購入・売却戦略の決定版。 -
買っていいマンションと買ってはいけないマンションの差
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【MyHome】2018年までのマンション戦略バイブル/沖有人/20160523(66/492)<221/42834>
◆きっかけ
・k(図)より借りてくる
◆感想
・住居購入は終の棲家と考えるより投資と考えるなら良書。ローンをネガティブにとらえがちだが、これこそ会社員だからこそ持てる最大のレバレッジなのかもしれない。
◆引用
・家は借りるよりも所有すべし:立地が良く、グレードの高い物件を買い、一定期間住んでから転売するほうが、賃貸住まいを続けるよりトータルのベネフィットははるかに大きい。
・マンションは建て替えできない。耐用期限を過ぎたマンションは廃墟になると考えたほうがいい。
・もともと東京に住んでいた人は少子化で減っていくが、それを補う人口流入があるため、23区の不動産需要は崩れにくい
・自宅を10年ほどで売却して住みかえること。
-含み益を出す
-住宅取得控除が10年で切れる
-10年固定金利は長期固定金利より低いので、10年住みかえを前提とすると、金利の低いローンを使える
-フラット35Sの金利優遇は10年~20年で設定されている
-固定資産税の新築住宅の減額には5-7年の期限がある。
-買い手は築10年以内の物件を望んでいる
-ファミリー向け共用施設は10年で使わなくなる
-大規模改修を回避する
-賃貸に出す場合にも、築年が浅いほど有利
-定期的に買い替えないと生きているうちに建物の耐用年数が来てしまう
-瑕疵担保責任は10年で切れる
・ローンを組めるということは個人としての信用の証。有利と見たときは組むべき。史上最低金利で資産インフレが近い将来見込まれるのなら、絶好の機会。
・買い替えのたびに自宅の売却で利益計上し、再投資に振り向けるという資産形成では、最初に購入する一軒目がどんな物件か、死活的な意味を持つ。
・2018年までは地価の高騰が続く。そこで高値で仕入れた物件の分譲が始まるのが2019年なので、その頃までなら大きく崩れない。オリンピック開催の2020年の一年前に建設需要は消えるし、そろそろ危ないと考える人が多くなる前に市場は崩れ始めるものだ。しかし、実際にそのときになってみるまで何とも言えない。
・社会人になったら子どもに自宅を買わせる。 -
いろんな指南書が出ている不動産とお金。
理論的に解説してくれて分かりやすい。
1戸目の購入、大きなポイントらしいよ! -
この人の理論は売却益の出る自宅を10年毎に買い替えて、資産を増やすというもの。確かに自宅ローンの方が金利が安いし、税政面の優遇措置があるので、理解できる反面、キャピタルゲイン狙いなので、安定した収入を得るという目的には適していないかも。
あと不動産投資は最終的に売却してみないと、トータル収支が確定しないので、利回りがいいとかでぬか喜びしても、物件が値下がりしたら含み損をかかえるわけで意味がないというのも納得。 -
データに基づく解説で分かりやすい。自宅こそ不動産投資の唯一の理にかなった方法論であり、頭の使いどころであるという主張は信頼できる。
とはいえ、その結論に依りすぎていて、公平性は欠けているのはたしか。
マンション購入派のための理論書。