なぜ目をつぶるの: このすばらしい愛と協力のきずな

著者 : トーマス=ベリイマン ビヤネール多美子

• 偕成社 (1981年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[arukudesuさんの感想 · 2018年3月17日]

懸命にリハビリをするその姿に心うたれました

[忍田鳩子さんの感想 · 2009年2月26日]

小学生のとき、学校の図書室で発見して以来、毎日めくりつづけ、
私の奇形好きを決定づけた写真集。
サリドマイド奇形児の写真集なんだけど、写真の撮り方が砂のようにざらざらしている感じで、とてもきれいだった。小児の肌のつやつや感が、アップになるとより増して見える。
両手、両足がちょこんとしかついてないサリドマイドの典型なんだけど、
顔もかわいくて、写真集のあとのほうでは病院で義足と義手をつけて
リハビリしてるんだけど、そこのコメントが
「どうしてこんなものつけなくちゃいけないの?」ってもので、
そうだよ、こんなに可愛いのになあ、って読むたび思っていた。ほんとに可愛いんだよ。
20年以上読んでいないけど、こんなに鮮明に思い出せる本もない。やっぱ購入しようかなあ。